「車が高すぎて買えない…」物価高騰の奥の手となる“衝撃コスパSUV”に驚き!ホンダの新型WR-Vを自動車ジャーナリストが徹底解説『小沢コージの遊べるクルマ』
MonoMax本誌にて好評連載中の「小沢コージの遊べるクルマ」では、自動車ジャーナリストの小沢コージさんが、ただの移動手段として使うだけではもったいない、遊びたくなる魅力を秘めたおすすめの1台を紹介しています。 ⇒【写真】物価高の時代、奥の手とも呼ぶべきSUV!一体なぜこんなイイとこ取りが可能に?ホンダの新型「WR-V」の詳しい画像を見る(全12枚) 今回は、「物価高の時代、奥の手とも呼ぶべきSUV!一体なぜこんなイイとこ取りが可能に?」とそのできに小沢さんが驚いたホンダのWR-Vを取り上げます。
かつては250万円でトヨタ マークⅡが買えたのに……
ファッションから食費から学費まで高いこの時代!クルマがいくらするか知っていますか?ぶっちゃけ軽自動車が200万円前後、普通のコンパクトカーでもいろいろ付けると250万円、SUVだとコンパクトでも平気で300万円を超えます。輸入車になると安くて400万円、プレミアム系だと500万~600万円をヨユーで覚悟。 平成初期なら250万円でリッチ系セダン、トヨタ マークⅡが買えたのに……。 ぶっちゃけクルマなぞ買ってられないのが庶民。そこでホンダが出してきた奥の手コスパカーが新型WR-Vだ。なんとベースモデルで210万円弱、中級グレードで235万円弱、上級グレードで250万円弱の“全車250万円切り”。 それでいて同じホンダSUVのヴェゼルとボディサイズの縦横はほぼ変わらずだが、全高は7cmアップで車内は広く、見た目ワイルドに角張っててカッコもよし。 なぜこんなイイとこ取りができたかって理由は簡単。アセアン設計、インド生産の優良アジアカーだから。適材適所でグローバルに作った高品質カーだからこの質と価格が実現できたわけ。 しかし諦める部分が全然ないかって、あります。具体的にはヴェゼルに用意されている電動感あふれる1.5L e:HEVことホンダ流ハイブリッドとフルタイム4WD、電動パーキングブレーキが選べません。そこは少々残念なのですが、WR-Vがすごいのはそれを補ってあまりある魅力を備えていること。なんとベースグレードのXから先進安全装備のホンダセンシング、LEDヘッドライト、7インチデジタルメーターを標準装備し、オプションで9インチのホンダコネクトナビも付けられます。 走りはハイブリッドの電動感こそ選べませんが、118PS&142Nmのピークパワー&トルクを持つ1.5L直4エンジンはスペック的にはヴェゼルと全く同じ。硬めでしっかりした走りが味わえます。その上ラゲッジはヴェゼルより70L近く広い458Lの大容量。こちらのほうが実はファミリー向けなのです。