「車が高すぎて買えない…」物価高騰の奥の手となる“衝撃コスパSUV”に驚き!ホンダの新型WR-Vを自動車ジャーナリストが徹底解説『小沢コージの遊べるクルマ』
先進安全&LEDライト標準装備で全車250万円以下のミラクルコスパ
WR-Vの何がすごいって全車250万円以下のミラクルコスパ。アルミホイールにLEDフォグランプ付きで外装ドレスアップ仕様のハイグレード「Z+」ですら248万9300円とお値打ちなのに、ベースの「X」はなんと209万8800円! しかも全車LEDヘッドライトにアダプティブクルーズコントロールにレーンキープアシスト付きホンダセンシング標準で、インパネには7インチデジタルメーターも付く。この価格を考えたら他のSUVは買えなくなるかも?
ヴェゼルと大きさは同等で車高は7cm高い! 箱型でシンプルな力強いスタイル
WR-Vの魅力はそのサイズとスタイリングにもある。全長×全幅×全高は4325×1790×1650mmと狭い日本でも扱いやすいボディサイズを持っていながら、全高は同じホンダの人気コンパクトSUV、ヴェゼルより70mmも高い。 確かにセクシーで都会的なヴェゼルのスタイルもいいが、WR-Vの武骨でシンプルなスタイルも捨てがたい。 スタンダードなクルマらしさではWR-Vでは?凝ってはいないがグローバルで愛されるSUVのカタチだ。
7インチメーターに合皮コンビシートも458Lのラゲッジはヨユーのひと言
イマドキのアジアカーを舐めちゃいけない。WR-Vはベースグレードでも7インチデジタルメーター&ホンダセンシング標準で、最新のホンダコネクトナビもオプション装着可。電動パーキングブレーキはないのでオートクルーズ時の完全停止はできないが慣れれば気にならない。 その分基本性能、しっかりした厚みのあるシートや広々スペースを確保し、前後シートに大人5人が余裕で座ることができる。 ラゲッジ容量は458Lと充分。コンパクトとは思えない使い勝手なのだ。
■ホンダ「WR-V」スペック タイ開発インド生産のグローバルSUV。全長はヴェゼルと5mm違いで全幅は同一。全高のみWR-Vが70mm高い。主な違いはヴェゼルで選べる1.5Lℓハイブリッドと4WDと電動パーキングブレーキが選べないところ。しかし118PS&142Nmの1.5ℓ直4ガソリンは同一だ。 ホンダ WR-V ¥2,098,800~2,489,300 ●全長×全幅×全高=4,325×1,790×1,650mm ●車両重量=1,230㎏ ●エンジンタイプ=水冷直列4気筒横置 ●総排気量=1.496L ●最高出力=87kW(118PS)/6,600rpm ●最大トルク=142N・m(14.5kgf・ⅿ)/4,300rpm ●トランスミッション=無段変速オートマチック+パドルシフト ●使用燃料=無鉛レギュラーガソリン ●燃料消費率(国土交通省審査値)WLTCモード=16.2㎞/L ※数値はZ+(FF) 文/小沢コージ 愛情あふれる独自の視点でクルマを語るバラエティ自動車ジャーナリスト。雑誌を中心にWebなどにも多数寄稿。2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員も務める。
MonoMaxWeb編集部