スペーシア ギア vs N-BOX JOY!最新軽スーパーハイトワゴンのドッグフレンドリーポイント比較【青山尚暉のわんダフルカーライフ】
この秋、軽自動車界のクロスオーバーモデルが盛り上がりを見せている。そう、9月20日にスズキ『スペーシア』の「アウトドアライフに欠かせないアクティブ軽ハイトワゴン」をコンセプトとする『スペーシア ギア』が、9月27日にはホンダ『N-BOX』の「アクティブな日常を気軽に楽しめる、道具感を際立たせた新しいN-BOX」となる『N-BOX JOY』が、発売されたのである。 【画像全37枚】
どちらも背が高く、両側スライドドアを備えた超売れ筋のスーパーハイト系軽自動車のスペーシアとN-BOXのクロスオーバーモデルであり、コンセプトも共通する2台。
しかも、アウトドアに似合うのはもちろん、ベース車に乗った経験を踏まえて、どう見てもドッグフレンドリーなクルマであると思えることから、今回両車のドッグフレンドリーポイントを比較、紹介することにした。
◆汚れや水気に強い撥水シートは大きなドッグフレンドリーポイント
まずはスペーシア ギア。スペーシアをベースにSUVテイストあるエクステリア、インテリアに仕上げ、専用装備として撥水加工を施したシート地、防汚タイプのラゲッジフロア(後席格納時の後席背面を含む)、ルーフレールなどが特徴として挙げられる。愛犬を特等席の後席に乗せる場合、そのまま、またはキャリーケース、ドッグベッドなどを設置して乗せるにしても、汚れや水気に強い撥水シートは大きなドッグフレンドリーポイントになることは間違いないところだろう。
防汚タイプのラゲッジフロアは樹脂製になることから、どうしてもラゲッジルームに愛犬を乗せざるを得ない場合(あくまで特等席は後席)、フロアがツルツルして滑りやすいため、裏面に滑り止め付きのマットを敷くなどのアレンジは必要。が、汚れや水気に強いことは、掃除のしやすさを含め、ドッグフレンドリーポイントになりうる。
ちなみに後席のシート座面サイズはシート座面長490mm、座面幅540mm□2。座面がフラットでシート長にゆとりがあるので、中小型犬の乗車はもちろん、大型犬にも対応する。