スペーシア ギア vs N-BOX JOY!最新軽スーパーハイトワゴンのドッグフレンドリーポイント比較【青山尚暉のわんダフルカーライフ】
一方、スペーシア ギアも車内の静かさは文句なし。現行型で商品力アップのために車内の静粛性を高めたのは当然として、開発陣に聞けば、特に愛犬の特等席でもある「後席部分の静かさにこだわった」とのことで、ロングドライブをスペーシア カスタムのターボモデルで経験しているララからも、「乗っていて静かで快適わん」という評価をもらっている(実際には、走り出してすぐに寝付くことができるクルマが、ララにとって静かで快適なクルマの評価基準らしい)。
なお、両車ともに、ドッグフレンドリーカーとして推奨するターボモデルにはパドルシフトが装備されている。ステアリング奥に備わるパドルを引くことでギアダウン、ギアアップを行えるパドルシフトがスポーティな運転のためだけにある…というのはじつは大きな誤解で、左側の「-」パドルを操作することで、下手にブレーキを踏むよりスムーズな減速、車速コントロールが可能。これは車内でどこかにつかまれない犬にとっての快適ポイントにもなりうるのである。
◆愛犬用の純正ペットアクセサリー、ホンダはHonda Dogシリーズが充実
さて、そんな両車には、純正アクセサリーとして愛犬用のアイテムが揃っている。ホンダ車に乗っている愛犬家の方なら百も承知のはずだが、ホンダの純正アクセサリー部門、ホンダアクセスのペット好きスタッフが集まって企画、開発したHonda Dogシリーズが充実しているのだ。後席用の「ペットシートサークル」(わが家では以前、ホンダ車に乗っている時代から愛用)、「ペットシートマット」「ペットドアライニングカバー」のほか、ほかにはまずない、助手席に安全かつエアバッグが展開しても安心な「ペットシートプラスわん2」「ペット車外飛び出しリード」などが揃っているから心強い。
スズキの純正ペットアクセサリーは、以前は後席にハンモック状に設置するシートクリーンカバーのみの用意だったものの、現行スペーシアから後席に設置する中小型犬用のペットサークル、ドアトリムカバーを発売。今では3種類を用意している(スズキのほぼ全車に対応)。