感謝状を受け取った6人

　広島市消防局中消防署は、中区のコンビニで倒れ、心停止となった70代男性の救命に貢献した市内の6人に感謝状を贈った。 【表】気になるAEDあれこれ 　店長の田原左知子さん（55）、店員で広島大3年の月橋葵さん（20）、居合わせた客の同大3年辰野史奈さん（21）と県立広島工業高2年池口颯斗さん（17）、近くから駆け付けた同大2年の鈴木佑太郎さん（20）=以上中区=と渡部睦貴さん（19）=安芸区。 　市消防局などによると2月、店内で客の男性が倒れ、意識や呼吸のない状態となった。6人は救命講習の経験を生かすなどして、自動体外式除細動器（AED）を近くに取りに行って使ったり、心臓マッサージしたりして救急隊に引き渡した。男性は治療後、社会復帰したという。 　同署で中道博和署長から感謝状を受け取った。池口さんは「初対面の人ばかりだったが協力できたのが良かった」と振り返った。