大賞発表 「横野和紙のあかり展」 賞状と賞金贈られる/岡山・津山市
岡山県津山市城東地区の歴史的な町並みを灯籠で彩る「横野和紙のあかり展」の表彰式が25日行われた。一般の部は美咲町打穴中の陶芸家・植木智子さん(46)、中学生以下の部は林田小学校年・須江朔和君(11)が大賞に輝いた。 【写真】大賞の表彰式
住民らでつくる「つやま城東まちかつ。」が主催し、今年で2回目。横野和紙を使った作品を公募し、独創的な22点が寄せられた。23、24日、重伝建地区の民家の軒下などで明かりが灯(とも)され、幻想的な風景が人々を楽しませた。
須江健治会長ら5人が審査し、大賞の2人には横野和紙の賞状と賞金が贈られた。植木さんは、しわ加工を施した筒形の作品で、柔らかく繊細な素材の風合いを生かした。「明かりを通して、横野和紙の魅力が多くの人に伝わるとうれしい」。
須江君は、丸いフォルムが特徴のかわいらしい作品。「和紙を細かくちぎり、風船に貼り重ねて丸みを出す工夫をした。大賞に選ばれてとてもうれしい」と笑顔で話した。
津山朝日新聞社