勝利なら母校の大先輩の松坂大輔以来25年ぶりの快挙 左腕ではリーグ初の偉業に 横浜高出身の西武3位ルーキー背番号「47」杉山遙希が初登板初先発
◆西武―楽天(12日、ベルーナドーム) 西武のドラフト3位ルーキー杉山遙希投手(神奈川・横浜高)が初登板初先発のマウンドに上がる。 ■〝31年ぶり夏休み〟松井稼頭央さん近影が話題【写真】 登板前には「シーズン終盤のこの時期に(デビューの)チャンスがくるとは思っていなかったので、正直、驚きの気持ちが強いです」と口にしていたが、試合前練習でも落ち着いて晴れ舞台に向けた調整を行う姿があった。 抜てきした渡辺久信ゼネラルマネジャー兼監督代行は「思い切って腕を振って、ゾーンの中で勝負してくれたら。楽しみにしているよ」などと声をかけ、黄金期のエース左腕工藤公康(ソフトバンク元監督)が付けた背番号「47」の左腕に期待を寄せた。 西武の高卒新人がルーキーイヤーに初登板初先発を果たすのは2015年の高橋光成以来9年ぶりだ。勝利となれば横浜高の先輩で、1999年の松坂大輔以来となる。パ・リーグの高卒新人左腕が初登板初勝利となれば史上3人目で、球団初。「入団から2年以内に1軍で登板することを目標に練習してきましたが、もう9月に入ってしまったので、気持ちを来年に向け始めたところでした」と思いを明かしていた左腕が歴史的な偉業に挑戦する。
西日本新聞社