テレビや新聞を賑わせた、日本三景「 天橋立 」の「 悪質・水上バイク問題!」「 迷惑 水上バイク 」は、今も出没しているのか?
「水上バイクの乗入れ禁止」の緩和を求め、活動をしてきたことで、条件付きで乗入れが 可能となった
地元の水上バイク関係者らの地道な活動が認められ、2021年3月の 京都府宮津市の協議会において「1年間の暫定ルール」として、「 天橋立 」への着岸が認められた。(マップ参照) 条件付きであっても、乗り入れが認められたことは、関係者の努力の賜物だとしか言いようがない。 通常なら、一度、行政から「 乗り入れ禁止 」等のルールが作られた場合、解除されるケースは非常に稀だ。これも「 水上バイクの愛好家と、反対している住民の方たちとの 共存 」を目指すための宮津市の配慮によるものだ。 あくまで、「 1年間の お試し期間 」であり、執行猶予のようなものである。
昨年は、地元からの苦情は「1件」もなかった
2021年、2022年はコロナ禍ということもあり、問題が起こらなかった。 昨年2023年に行動制限が解除され、皆が制約なしに外出できるようになった。もちろん、水上バイクユーザーが増えることも懸念された。 しかし、その間も、水上バイク関係者が地道に啓蒙活動を行い、「悪質水上バイクの排除」に尽力し続けていた。 その甲斐もあり、昨年は1件も苦情が寄せられなかった。 地元の民間団体と 行政が協力すれば、迷惑な水上バイクを撲滅できるという成功例を見せてもらった。 現在は、「お試し期間」ではなく、暫定的に「天橋立エリア」海面利用ルールに基づいて、水上バイクの走行が認められている。
「地元の水上バイク関係者」が語る現在の状況
「天橋立」での水上バイク乗り入れ禁止の緩和を求めて、行政と話し合いを行ってきた関係者の一人に話を聞くと、次のように語ってくれた。 『地元の方は、無法者の水上バイクに大変迷惑をしていると思います。しかし、我々業界関係者も、“それと同じ”に見られることに、大変迷惑をしています。迷惑な水上バイクを根絶したい気持ちは、我々も同じです。 ひと握りの心ない無法者の行いが、全てを台なしにしてしまいます。 本来なら、全面的に乗り入れ禁止になるところを、現在は協議会の皆さまとの話し合いで、暫定的に認めてもらっています。これもひとえに、水上バイクが“無法者ばかりではない”ことを理解していただけたからだと思っています。 でも、これがラストチャンスです』と、危機感は全く去っていないという。
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