ナゼか? 報道される「 水上バイク 」の事故! 仲間同士の2台が 写真を撮るために ゆっくりと接近して接触。それだけで ニュースになってしまうのが “水上バイク”だ
「水上バイク」。またもや知人同士の接触事故
5月12日午後2時ごろ、神奈川県 藤沢市 江の島 沖で、「水上バイク」2台の接触事故が起きた。 この事故で、 藤沢市在住の女性(34)が左手を骨折する重傷を負った。 事故を担当した湘南海上保安署に確認したところ、2台の水上バイクは知人同士で、女性と男性運転手(55)が乗る水上バイクの写真を撮るために、知人男性(62)の運転する水上バイクが近づいたところ、2台が接触して、後部座席の女性の左手が挟まれて骨折したとみられている。 事故当時、強風注意報が発令されていたが、出港停止にはなっていなかった。
重量400kg超の乗り物に挟まれたら、いくら低速でもダメージはある
「水上バイク・事故」というと、記事から受けるイメージは、無秩序に走り回る2台の水上バイクがぶつかった」だろう。 しかし実際は、2台の水上バイクは 仲間同士で、写真撮るために片方がゆっくりと接近し、波や風の影響で、コツンと“接触”したのだという。 そのときに、不幸にも女性の左手が水上バイクと水上バイクの間に挟まれてしまった。 いくら速度が遅くても、水上バイクの重量は約400kg、人が乗っていればもっと重くなる。そんな鉄の塊(FRP)に生身の人間が挟まれたら、今回のように大怪我をすることもある。特に、揺れる波の上では、思いもかけない動きをする。 誰にでも、ミスはある。この事故で最も悔やんでいるのは、女性にケガをさせた2台の操船者だと思う。
“イキりたがり” の水上バイクユーザーはいなくなってほしい
今回の事故が、もし陸上の乗り物だったら、ここまで大きく取り扱われないだろう。「水上バイク」だからこそ、世間からも注目される。 本誌は「水上バイク専門誌」なので、ユーザーに注意喚起のためにもこういったニュースを配信するが、これ以上、「水上バイクのイメージ」を悪化させたくないという思いもある。
「水上バイクは全て悪い」と世間からは思われている
世間一般の水上バイクのイメージと言えば、「徒党を組んで、縦横無尽に水面をわがもの顔で走り回り、一般市民を危険に曝す」だろう。 そのイメージが決定的となったのは、2021年に兵庫県明石市で起こった「悪質水上バイク危険走行事件」だ。 あの事件も、後に「映像が編集されていた」ことが明らかになったが、それでも世間に与えた影響は大きい。 しかし、こういった一般の人に危害が加わるような事件は、実は少ない。たいていの事故が、今回のように“知人同士”か、“単独”によるものばかりだ
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