【小倉競輪(ミッドナイト)FⅡ】「ファンに怒られませんか?」無茶ぶりに応えてくれた松本京太に謝りたい
<5日・小倉競輪・初日> 【記者コラム・森川和也の追走一杯】 新年から若手選手に気を使わせる取材をやってしまった。初日予選5Rで松本京太(26)=静岡・123期=は突っ張り先行で2着に粘ったが、一番人気は押し切りからだった。 【競輪・女子賞金ランク 石井寛子がGP制覇で年間獲得賞金記録】 それなのにレース後のフォトセッションで、突っ立ったままのポーズよりもと考えて「2着だから指で〝2〟をつくって」と提案。すると松本から「ファンに怒られませんか?」と返された。記者歴25年のオジサンは、それが勝利を表す「Vサイン」であることに本当に気づかず「同県の先輩(櫻井丈)とのワンツーで2着だから問題ないよ」と無理に押し通してしまった。 普段から報道陣にとても丁寧な対応で礼儀も正しい好青年は、自前のノートに対戦相手を記して作戦を練る努力家。その松本に、レース以外の場面で心配を掛けてしまったことを心から謝りたい。▼準決5Rは、S下がりの横内裕人を撃破して「1着ポーズ」だ。3―5―124。 ▼3R(小島雅章)初日はライン3番手からいい感じで詰め寄っての3着とデキに問題なし。前を託す女屋文伸がちょっと昔を思い出して先行策なら、俊敏差しで通算490勝目ゲット。7―2=1456。