参院政倫審“不記載議員”32人に出席意向を確認することで与野党合意
参議院の政治倫理審査会は、政治資金収支報告書に不記載が確認された32人の議員全員に出席の意向を確認する調査を行うことで与野党で合意しました。 参議院の政倫審では、政治資金収支報告書に不記載が確認された自民党などの32人の議員について、野党側から審査会に出席し説明するよう求める「申し立て」がされていました。 6日午後、参議院の政倫審の与野党の幹事が国会内で会談し、 ▼8日に政倫審を開催して、申し立てのあった32人の議員の審査を行う議決を行うこと ▼その審査会後に、32人へ政倫審に出席するかどうか意向を確認する調査を行うこと ▼その調査の締め切りを来週12日午前11時とすることなどで合意しました。 立憲民主党の吉川幹事は、意向確認の調査は、弁明の意向の有無や公開のあり方などについて書面で問う形式で、回答結果の公表は「原則しない」と説明しました。 今後、32人の意向確認を行った上で、具体的な出席者や開催のタイミングについては話し合うということです。 参院政倫審には、すでに自民党の世耕前参議院幹事長が出席する意向を示していています。