久保建英、セビージャ戦で個人技から決勝点 今季2度目のMVP Rソシエダード暫定10位浮上
<スペインリーグ:セビージャ0-2Rソシエダード>◇3日◇第12節◇ラモン・サンチェス・ピスフアン Rソシエダードの日本代表MF久保建英(23)が、敵地セビージャ戦で先制点を挙げて2-0の勝利に貢献した。今季3点目。定位置の右サイドで先発し、後半35分までプレー。今季2度目の試合MVPに輝いた。 見事な個人技でゴールをこじ開けた。前半34分、右サイド深くでボールを受けると、カットイン。ペナルティーエリア内まで進入し、相手DFをかわして強烈な左足シュートを放ち、ゴールネットを揺らした。9月28日の第8節バレンシア戦以来、約1カ月ぶりのゴールを決めた。 久保が攻撃を引っ張った。激しいプレスをかける相手に落ち着いた組み立てで対応。前半3分にいきなり得意のカットインからチャンスを生むと、同20分前後にも再三の仕掛けでゴールに迫った。同45分には相手の意表を突いたアウトサイドのクロスで決定機を演出した。 後半は相手がやや盛り返して久保が好機に絡むことは減ったが、同23分にFWオヤルサバルがPKから加点。リードを広げると、同35分にお役御免となり、チームは無失点に抑えて2試合ぶりの白星を飾った。久保は今季3度目の決勝点で、暫定10位浮上に導いた。