中銀ウィークの日本株相場で「買い安心感」のある3銘柄
大阪で天神祭が開催される7月下旬に相場が底をつける「天神底」という格言がある。今後の日本株相場は格言どおりの展開となるか(写真:Koji/PIXTA)
7月20日の米国株市場では、ダウ平均株価が9日続伸となったものの、ハイテク銘柄を中心としたナスダック総合指数が下落した。こうした流れを受けた翌21日の東京株式市場は、半導体関連株が売られて軟調な展開となった。 日経平均株価への寄与度の大きい値ガサの半導体関連株が売られ、日経平均の終値は前日比186円安の3万2304円と続落した。ただ、TOPIX(東証株価指数)は同1.30ポイント高の2262.19ポイントと、小幅ながら反発した。 来週(24~28日)は、週半ばの日米金融政策決定イベントを通過するまでは、外国為替市場の動向をにらみながらの推移が想定される。その後は4~6月期決算の発表が本格化することから、決算や業績予想の内容を吟味しながら個別銘柄の物色が活発化。これが牽引役となり、全体相場は強含みとなりそうだ。 来週の日経平均の想定レンジは3万2000~3万2700円とする。
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冨田 康夫