焼きそばが1皿700円!?夏祭りの屋台が「値上がり」しているのはウチの地域だけ?
屋台の価格が値上がりしている背景
屋台の価格が値上がりしている背景として考えられるのは、材料費の値上げや水道光熱費、燃料の高騰が原因とされています。屋台で飲食物などを販売するには、材料やものを仕入れる必要があります。仕入れ値が高くなるほど、販売価格も値上げされるのは仕方がないでしょう。 ほかにも、屋台を運営するには、電気やガスが必要な場合もあります。さらに、会場まで移動する際のガソリン代も少なからず影響します。 実際に、どのくらい価格が変動しているのかを示す「消費者物価指数」の年度平均値を表1にまとめました。今回は、2020年を基準とした場合の2017年と2023年の数値を比較しています。 表1
※総務省統計局「2020年基準消費者物価指数」を基に筆者作成 「消費者物価指数」とは、価格の変動を測定して算出した数値です。基準時の価格を100としており、消費者物価指数が115.8であれば、基準時と比較して15.8%価格が上昇しているということです。 表1から、どの項目も2017年度と比較して価格の上昇が見て取れます。
お金をかけずに夏祭りを楽しむ方法
屋台での値上がりが懸念されるなか、それでも夏祭りは楽しみたいと考える方もいるでしょう。以下のようなちょっとした工夫で、出費をおさえつつ夏祭りを楽しむことが可能です。 ・事前に軽く食事をしておく ・飲み物を持参する ・複数の屋台を比較する ・家族や友人とシェアする ・あらかじめ予算を決めておく 屋台でおなかいっぱいにしようとすると出費が増えてしまうため、家で軽く食べておくと屋台でたくさん購入しなくて済むでしょう。さらに、水筒などを持参するのも有効です。 ほかにも、同じものでも屋台によって価格が変わることがあります。目に入ったお店ですぐに買うのではなく、複数の屋台を比較するのもよいでしょう。また、事前に予算を決めておくと、お金の使い過ぎを防げます。
全体的に屋台の価格は上昇傾向にある
物価高騰の影響を受け、屋台も値上がりしていることが分かりました。実際に約8割の方が、値上がりを感じているようです。ひと昔前は400円ほどで購入できた焼きそばも、500~700円ほどに値上がりしているとの声も。 「出費はおさえたいけれど、夏祭りを思う存分楽しみたい!」という方は、今回ご紹介した方法をぜひ試してみてください。工夫次第でお金の使い過ぎを防げるでしょう。 出典 株式会社橋本商会 お祭りの屋台の価格に関するアンケート調査(PR TIMES) 総務省統計局 e-Stat 消費者物価指数/2020年基準消費者物価指数/月報 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部