福島県に土砂災害警戒情報 今夜にかけて災害に厳重警戒 関東もゲリラ雷雨に注意
関東も積乱雲が急発達 今夜もゲリラ雷雨注意
関東も北部の山沿いから積乱雲が急発達しています。また、南部の平地にも局地的に活発な雨雲がかかり、千葉市では午後2時20分までの1時間に20.0ミリのどしゃ降りの雨が降りました。 東京都心も昨夜のようにあちらこちらで雷雨が発生するなど天気が急変する可能性があります。帰宅時間帯にかけて突然の非常に激しい雨や、落雷、竜巻などの突風に十分ご注意ください。
大雨が発生 とるべき対応は
実際に大雨が発生したら、適切な対応ができるよう、事前に確認しておくことが大切です。安全を確保するために以下の点に注意してください。 ①河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。 ②運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。 ③山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。 ④地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。 ⑤上流にダムのある河川の近くに住んでいる場合は、ダムの水位情報を確認するようにしましょう。大雨が長時間にわたって降り続くと、ダムは決壊を防ぐために放流を始める場合があります。
日本気象協会 本社 日直主任