大阪府・吉村知事が定例会見5月14日(全文2)休業要請支援金との公平性保つ
オンライン授業関連の予算規模は?
日本経済新聞:オンライン授業のことでお伺いしたいんですけれども、金額の規模感、補正予算の額はだいたい固まってるんでしょうか。 吉村:いや、これはまだ詳細は定まってませんが、数億円単位だと思います。要はこれ、全部に配るというか、家、パソコンとかスマホを持ってる方は申し訳ないけど自分のを使ってくださいよと。6月末までに緊急にやるわけですから。1人1台パソコンというのは大阪府でもやるので、これはきっちりやりますが、ただ、次のコロナの第2波、第3波が来るときまで、いつ来るか分からないし、じゃあ秋冬までに全部整うかといったらそれは無理なので、だからやめようという思想じゃないのでね。なので6月末までって期限区切って、やり方を考えようと、できる方法を考えようとしたときには、やっぱりご自身で持たれてるやつはご利用いただかないと、なかなか成り立たないです。 ですので、持っている方はそれをご利用いただく。持っていない方について、あるいは経済的に厳しい家庭の方で、そういった端末も持ってませんよと、Wi-Fiの環境もありませんよという方をどうするのかというのが、一番大きな課題になります。大阪府立の高校ではノートパソコンをそれぞれ学校に数十台ストックがありますから、そういったものをかき集めれば端末自体はそういった方にお貸しはできるだろうと。ないのがルーターというか、その家庭におけるWi-Fiの環境です。そこをなんとか支援したいということです。
通信料も府が負担するのか
ですので金額規模はそこまで大きくはなりませんが、そのルーター部分を確保する。その費用が予算になります。現実、【実務方 00:40:01】でいろいろ調べてる限りは、ルーターを早期に確保するというのは、この時期すごいみんなやっぱり出回ってるみたいで、確保しにくいってなってますので、公募でやります。どうしても公募やっても見つからないとなれば、これは例えば端末を、端末はありますから端末をお渡しして、オンライン授業とかでやった中身をDVDに焼いて、それを郵送でお渡しするだとか、これは100点満点の制度にはなかなかならないけども、できる限りのことはやっていこうと。その前提として、まずルーターの確保、今、市場にないということで、ほんまにないかどうかを確認するという意味でも、公募をしていこうじゃないかということです。そのための費用。 今、僕が大号令掛けてまだ数日だと思います。大阪府の、今それぞれの公立高校で、じゃあ実際家に端末ありますかとか、家庭環境整ってますかっていう、今調査をしてるというふうには聞いてます。その調査はまだ上がってきてません。見込みとしては5000台程度じゃないかというので、予算は組みますが、今調査中です。走りながら考えてるというのが実態です。 日本経済新聞:これはルーター、月々、通信料が掛かっているかと思っているかと思うんですけども、この通信料に関しても府が負担するお考えでしょうか。 吉村:そういう考え方です。