菊池雄星のエ軍移籍で「ブルージェイズの勝利」を米メディアが宣言! 有望株も失ったア軍には「喪失感に苛まれる」と指摘
菊池雄星がエンジェルスとの3年契約に合意
ヒューストン・アストロズからFAとなっていた菊池雄星の新天地がロサンゼルス・エンジェルスに決定した。現地時間11月27日、エンジェルスとの間で3年契約を結んだことが発表されている。 【動画】アストロズ時代に見せた菊池雄星の驚異の8者連続三振! 昨季途中までトロント・ブルージェイズの一員だった菊池がトレードでアストロズへ渡り、好パフォーマンスを披露。ポストシーズンでの出番は無かったものの、移籍後では5勝を記録した。 だが今回のエンジェルス加入により、菊池はアストロズで10試合の登板、約3か月の在籍で球団を去ることに。またアストロズは菊池とのトレードでブルージェイズに3人のプロスペクトを放出しており、日本人左腕をめぐって、結果的に“痛手”を被る形となった。 そして、米メディア『FANSIDED』では、昨夏に菊池のトレードを決断しアストロズから有望な若手3選手を受け入れたブルージェイズを「トレードでの勝者」であると評している。 同メディアは菊池のエンジェルス移籍までの経緯に言及しており、「アストロズが痛みを伴うほどの喪失感に苛まれる一方で、ブルージェイズはトレードの結果、自らのシステムに加わった有望な若手選手たちを大切にできる」と説明。 アストロズから加入した3人のプロスペクトについては、終盤にレギュラー定着を掴んだとするジョーイ・ロペルフィドをはじめ、ウィル・ワグナー、ジェイク・ブロス、3選手とも今後の台頭が大いに期待できる存在であると強調。その上で、「アストロズでのキクチの通算10試合の先発登板と引き換えに、ブルージェイズは今後チームの主力として活躍が期待できる3人の有望な若手選手を獲得したことになる」などと綴っている。 また、「さらにヒューストンにとっては悪いことに、キクチはヒューストンの嫌う地区のライバルであるエンジェルスに移籍し、今後3年間は彼らと対戦することになる」とアストロズの今後の展開を予測している。 同メディアは、「ブルージェイズは完全にトレードで大きな勝利を収めたことになり、ジェイズのゼネラルマネージャー、ロス・アトキンスがついに成果を上げたと言えるだろう」として、トロント球団への賛辞を並べた。 前所属2球団が話題に上る中、菊池自身の新たなスタートも大きな注目の的となる。そして、さまざまな意味で、同リーグに属する3球団、エンジェルス、アストロズ、ブルージェイズの来季の戦いにも、これまで以上に関心が向けられることのなりそうだ。 構成●THE DIGEST編集部