チャンドラセカール賞にプラズマ加速器技術研究の国立台湾大・陳氏
陳氏は国立台湾大を卒業後、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校で桜井純氏の指導の下、理論素粒子物理学の博士号を取得。米SLAC(スラック)国立加速器研究所などを経て、米スタンフォード大学、国立台湾大で素粒子宇宙物理学や宇宙論に関する研究所の設立を主導した。今年に入り、国立台湾大の研究所の創設名誉所長に就任した。
チャンドラセカール賞は、インド生まれの米国の天体物理学者で1983年にノーベル物理学賞を受賞し、プラズマ物理学にも貢献したスブラマニアン・チャンドラセカール氏(1910~95年)を記念したもの。アジア太平洋物理学会連合プラズマ物理部門(現分科会)が2014年に創設した。