タイソン戦から3日後…NFLカウボーイズ本拠の開閉式屋根から金属片がフィールドに落下
米プロフットボール・NFLカウボーイズの本拠地AT&Tスタジアム(テキサス州アーリントン)で18日、開閉式の屋根から大きな金属片がフィールドに落下した。カウボーイズの広報担当社が明らかにした。負傷者などは報告されていない。 事故が起きたのは同日夜のマンデーナイト、カウボーイズ―テキサンズ戦のキックオフから少なくとも3時間前。屋根を開く作業中に金属片と、その他の破片が落下した。当時のスタジアム内はほとんど無人で、約1時間後に問題なく屋根は閉められたという。 同スタジアムでは3日前の15日、元統一世界ヘビー級王者マイク・タイソン(58=米国)と世界的人気を誇るユーチューバー兼ボクサーのジェイク・ポール(27=同)のボクシングの試合が行われ、7万2300人の観衆を集めていた。担当者によると、この日昼に最大瞬間風速30マイル(約48メートル)の突風が吹き荒れたことが事故の原因という。 AT&Tスタジアムは09年に開場。屋根を支えるアーチは最高でフィールドから約300フィート(約91.44メートル)の位置にある。11年2月に同スタジアムでスーパーボウルが開催された際、屋根から落ちてきた氷と雪で作業員6人が負傷していた。