「彼がNBAの顔へと成長していくのを見たい」次世代スター、エドワーズとの関係をタウンズが語る「僕はアントの最高のチアリーダー」<DUNKSHOOT>
ミネソタ・ティンバーウルブズは昨季、ウエスタン・カンファレンス3位の56勝26敗(勝率68.3%)を記録し、フランチャイズ史上2位の好成績でレギュラーシーズンを終えた。 【動画】昨プレーオフ、王者ナゲッツ相手に見せたウルブズの圧倒劇!ウエスト準決勝第6、7戦ハイライト プレーオフではフェニックス・サンズとのファーストラウンドを4連勝のスウィープで突破し、カンファレンス・セミファイナルでは前年覇者のデンバー・ナゲッツを4勝3敗で下して2004年以来初のカンファレンス・ファイナルへ進出。ウエスト決勝ではダラス・マーベリックスに1勝4敗で敗れたものの、昨季の躍進は見事なもので、得点源のアンソニー・エドワーズはリーグ有数の若手スターへと上りつめた。 23歳のシューティングガードは昨季平均25.9点、5.4リバウンド、5.1アシスト、1.28スティールの成績を残して2年連続でオールスターに選ばれたほか、自身初のオールNBAチーム(2ndチーム)にも選出。 アメリカ代表としても昨年のFIBAワールドカップでチーム最多の平均18.9点に4.6リバウンド、2.8アシスト、1.13スティールを残して大会4位に貢献し、今夏のパリオリンピックでも平均12.8点、2.8リバウンド、1.2アシスト、1.33スティールの成績で金メダル獲得に貢献した。 現地8月19日に米メディア『Wall Street Journal』へ公開されたインタビューで、エドワーズは「一番重要なことを続けていく。たくさんの人たちがお金や名声を手に入れて自分自身を見失ってしまうが、僕はとにかくバスケットボールで上達し続けていきたい」と、さらなる成長を課していた。 そのエドワーズとウルブズで“オールスターデュオ”を形成するカール・アンソニー・タウンズも、相棒の成長を喜び、今後の躍進を期待しているようだ。タウンズはここ2シーズン、得点面でエドワーズにチームトップの座を譲っているものの、自身は全く問題視していないという。 19日に公開されたポール・ジョージ(フィラデルフィア・76ers)のポッドキャスト番組『Podcast P with Paul George』の最新エピソードに出演したタウンズはこう話している。 「メディアは僕が(エドワーズの)成功を望んでいないかのように見せようとしていることに疑問を感じるね。僕はアント(エドワーズの愛称)の最高のチアリーダーで、大ファンでもあるんだ。彼が勝つのを見たい、彼がNBAの顔へと成長していくのを見たいんだ。僕らは互いを兄弟だと認識し合っていて、彼には僕よりももっと勝ってほしいのさ」 ウルブズは今オフにベンチメンバーの入れ替わりこそあったものの、マイク・コンリー、エドワーズ、ジェイデン・マクダニエルズ、タウンズ、ルディ・ゴベアのスターター陣は健在。リーグNo.1の守備力を武器に、さらなる上昇が期待されている。 チームが今季、カンファレンス・ファイナルの壁を突破し、球団史上初のファイナルへと駒を進めることができれば、エドワーズの評価はますます高まるに違いない。 文●秋山裕之(フリーライター)
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