フランス代表、26年北中米W杯終了後のデシャン監督退任を正式発表
FFF(フランスサッカー連盟)は8日、現在フランス代表を率いるディディエ・デシャン監督が、北中米で開催されるFIFAワールドカップ26を最後に退任することを発表した。 【ハイライト動画】フランス代表最新試合 現在56歳のデシャン監督は、現役時代にユヴェントスやマルセイユ等ヨーロッパの各クラブで活躍。フランス代表としても国際Aマッチ通算103試合出場4得点を記録している。FIFAワールドカップフランス1998では、キャプテンとして母国の初優勝に大きく貢献しており、EURO2000でも主力として主要大会の連覇に貢献した。 2001年夏の現役引退後は指導者に転身し、モナコで監督キャリアをスタート。古巣のユヴェントス、マルセイユでも指揮を執り、2009-10シーズンにはマルセイユを18年ぶりのリーグ・アン制覇へ導いた。2012年7月よりフランス代表の指揮官に就任。以降、EURO2016では最終的に準優勝に終わったものの、母国を4大会ぶりにファイナルの舞台へ導くと、FIFAワールドカップロシア2018では母国の5大会ぶり2度目の優勝に貢献。選手と監督の双方でFIFAワールドカップを制した史上3人目の人物となった。 また、UEFAネーションズリーグ2020-21でも優勝を達成。惜しくも連覇を逃したが、FIFAワールドカップカタール2022でも“レ・ブルー”を決勝へと導くなど、数々の成功を収めてきた。通算166試合を指揮して106勝31分け29敗(347得点、152失点)という成績を残している。 フランスメディア『レキップ』によると、デシャン監督はFIFAワールドカップカタール2022終了後、2026年6月30日まで延長していたが、監督として自身4度目のFIFAワールドカップをもって退任することを事前に決断していたという。このタイミングで発表することがベストだと判断され、正式に情報が伝えられることとなった。 なお、フランス代表の次戦は3月に行われるUEFAネーションズリーグ2024-25準々決勝のクロアチア代表戦となっている。デシャン監督の残された挑戦は、同UEFAネーションズリーグ、FIFAワールドカップ26欧州予選、そして予選を勝ち抜いた先の本大会だ。
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