子どもが2人いる4人家族です。共働きのためできるだけ家事負担を減らそうと「食洗器」の導入を検討しているのですが、「手洗い」と比べてどれほど節約になるでしょうか?
共働きで忙しい毎日を送る家族にとって、家事の負担を減らすことは大きな課題です。食器洗いは毎日欠かせないであろう作業ですが、時間や水道代がかかるため、その効率化が求められます。 そんななか、食洗器の導入を検討している方もいることでしょう。本記事では、4人家族が食洗器を導入することで、手洗いと比べてどれほどの節約効果が期待できるのかを詳しく解説します。 ▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説
食洗機購入を希望している家庭は増加
マイボスコム株式会社が実施した「自動食器洗い機に関する調査」によると、自動食器洗い機の所有者は3割強いることが分かりました。 その内1日1回以上利用する方はおよそ6割であり、使いたい理由としては、「たまに楽をしたい」「乾燥機能はほとんど毎日使うためなくてはならないもの」「手荒れのため」などさまざまです。 同調査で購入したきっかけとして「引っ越し、住居購入・リフォーム等」が最も多く38.2%、次いで「家事の効率化(時間短縮、時間の有効活用など)(19.9%)」という結果でした。
手洗いと食洗機の比較
手洗いと食洗器の光熱費を比較する際、パナソニック株式会社の節約シミュレーションを活用すれば、コストや水の使用量、そして所要時間が具体的に算出できるようです。 4人家族で試算した結果、次のような違いが明らかになりました。手洗いと食洗器のコスト、使用水量、時間の比較は表1の通りです。
出典:パナソニック株式会社「手洗いVS食洗機 節約シミュレーション」を基に筆者作成 さらに、1週間では約602リットル、およそお風呂3杯分の水を節約できるようです(お風呂1杯180リットルで計算)。また、1週間あたり約3時間の時間を節約でき、その時間を自由に活用することが可能です。 食洗器を使うことで、家事の効率化だけでなく、経済的な負担軽減や環境への配慮にもつながるといえることが分かりました。しかし、上記は食洗器の機種によっても変わります。各社の食洗器の性能をしっかり比較し、購入を検討することをおすすめします。 ■食洗器購入で家事の負担が減少 家事の負担を軽減するため、共働き夫婦の間では、お掃除ロボットや食器洗い乾燥機、全自動洗濯機など、人の手を借りずに家事をこなしてくれる便利な家電が注目されています。 こうした家電を活用することで、特に負担が大きいと感じる家事も効率化でき、時間の節約につながるでしょう。