【F1】角田裕毅のレッドブル昇格へ、佐藤琢磨氏が期待「驚異的な成長を遂げた」「良いテストになったと思う。今できることは祈ることだけ」
F1に参戦中の角田裕毅(RB)のサポートを行なうホンダ・レーシング・コーポレーション(HRC)の渡辺康治社長らが角田の移籍についてコメントしたと現地12月12日、専門メディア『GPblog』が報じた。 【画像】世界を舞台に活躍する日本人F1ドライバー、角田裕毅の車から離れたオフの表情を厳選して紹介! 今季レッドブルのマシンをドライブしたセルジオ・ペレスがチームを去る場合に、角田はチームメイトのリアム・ローソンとともに後任候補として挙げられており、現地12月10日にはアブダビでレッドブルのマシン「RB20」でテストを実施。予定されていたプログラムを順調にこなしたといい、マシンのフィーリングも良かったと振り返っている。 同メディアによれば、渡辺社長はアブダビでレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナー氏に対して、ペレスが抜けた時には角田を昇格させてほしいと要望を出しており、「ドライバーを決定する権利はチームにあるので、我々の意見はあくまでも推奨に過ぎない。しかし、HRCは角田がレッドブルに昇格するのに十分な能力を持っており、彼を候補の一人にすべきだと考えている」と話したという。 また、HRCのエグゼクティブ・アドバイザーで元F1ドライバーの佐藤琢磨氏も角田について「とても良いドライバーになったと思う。現在のスピードは素晴らしく、レースマネジメントやレーススキルなど、全てを上手く管理している。長年にわたって自制心を含む経験を積むことで、驚異的な成長を遂げた」と評価。「裕毅はレッドブルのマシンがドライビングスタイルに良く合っていると言っていた。良いテストになったと思う。今できることは祈ることだけだ」と期待を込めた。 構成●THE DIGEST編集部
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