夏休み中、ずっと学童はかわいそう? 息子を通わせてわかった「公設学童」のリアル
いよいよ始まった小学校の夏休み。 共働き家庭の場合、お子さんが学童に入るケースも多いのではないでしょうか。 ずっと学童の罪悪感、毎日のお弁当作り……学童っ子の夏休み、どう乗り切る!? 筆者も、「学童ってどんなところだろう?」と、自分なりにいろいろ調べてみたものの、情報が少なく、不安に感じたことを思い出します。 今回は保育園ママにとって未知の世界である「学童保育」に焦点を当て、小学生ママたちの実体験も踏まえながら、リアルなレポをお届けしていきます。
親も子もドキドキ。新1年生の学童デビュー
学区外の保育園から入学し、同じ学童に誰ひとり友達がいなかった息子。 小1の4月、最初の数日間は「ほとんど一人で遊んでた」「3年生が怖い。おもちゃを貸してくれない」「学童行きたくない」と学童を嫌がっていた息子。息子の通う学童は人数も多めで、お迎えに行くと、そこまで広くない建物に知らない子がぎっしり。 こんな状況、大人だって辛いよな……と、親の私まで心が苦しくなったことを覚えています。 それでも子どもの環境適応力はすごいもので、入学式を迎える頃には学童に嫌がらずに行くことができるようになり、話せるお友達も何人かできていました。 とはいえ、特に学童入りたての時期はお子さんもかなり疲れているはず。帰宅後にお子さんの話をよく聞いて、多少甘えさせてあげるのが良さそうです。
公設学童のメリットは?
息子はずっと公設学童に入っていますが、約1年経ったいま思うことは「公設学童を選んでよかった」ということ。 ここからは、私が感じる「公設学童を選ぶメリット」について、小学生ママからの回答も踏まえながら解説していきます。 <メリット①入学前に学校の友達ができる> 誰も知り合いがいなかった息子にとって、クラスに顔見知りの子がいるだけでも心強かった様子。 小学校と同じ敷地にあるので、入学式前に小学校へ登校する練習ができる・新しい環境に慣れることができるのもメリットです。 <メリット②外遊び含め、心ゆくまで遊べる> 学び中心の学校とは異なり、学童の中心は「遊び」。校庭が隣接するケースが多く、サッカーや野球など、ダイナミックに外遊びができるのは活発な男子にとってかなりのメリットです(今は球技NGの公園も多いですよね…)。 また、コマやけん玉、将棋など、昔ながらの遊びを教えてもらえたり、家では用意できないたくさんのおもちゃで遊べたりすること、工作などのミニイベントがたくさんあるのも、親にとっては本当にありがたいです。 <メリット③他学年との交流で人間関係を学べる> 学校ではなかなか関われない上級生の友達ができるのも学童の魅力。 「3年生の女子にあっち行ってって言われた…」と半ベソをかいていることもありますが、上下関係含めた人間関係を早いうちに学ぶことができてラッキーだなと思っています。 学童で仲良くなった上級生と、学校の休み時間にサッカーをしたり、虫捕りをしたりすることもあるそう。学年が上がると年下の子の面倒を自然に見ることになり、それも大事な社会勉強になると思っています。 <メリット④長期休みも規則正しい生活を送ることができる> 長期休みはお弁当作りが大変なケースもありますが、毎朝決まった時間に起きて学童へ向かい、学習・読書・外遊び・おやつ…と、規則正しく健康的な毎日を(強制的に)送ることができます。長期休み、宿題のドリルなどは学童で全部終わらせてきてくれるし、イベントもあるので楽しそうに通っていました。 長期休みに毎日学童はかわいそうかな…と思っていた私でしたが、旅行などの家族イベント時は休ませるし、学童は学童で楽しそうなので、全くかわいそうではありませんでした。笑 <メリット⑤毎日の宿題をやってきてくれる> 長期休みに限らず、毎日の宿題を学童でやってきてくれます(たまに忘れてますが)。 学童に行っていないお友達のママからは「毎日家で宿題をやらせるまでがすごく大変」と聞くので、何も言わなくても学童で宿題を済ませてきてくれるのはかなり助かります。ちなみに民間学童だと、学童で宿題の丸付けまでやってくれるところもあるそう…!(羨ましい…) <メリット⑥敷地内なので安心・安全> そもそも敷地内に学童があるので、学校から学童に向かうのも安心。 外遊びも先生の目があり、校庭で遊ぶので、防犯面の心配もなく、交通事故の心配をしなくて良いことも大きな魅力のひとつです。また、小学校との連携が密で、急な休校や早帰りにも対応してくれるのも公設学童のメリットといえます。 <メリット⑦季節ごとのイベントが盛りだくさん> これは学童にもよるのですが、四季折々のイベントを開催してくれるのも良いところ。 お花見や野菜収穫、ハロウィン・クリスマスイベントなど、指導員のみなさんが工夫を凝らしたイベントを考えてくれています。共働きで日々忙しいと、季節のイベントもなかなか家でできないもの。本当に恵まれているなと感じます。 <メリット⑧利用料金が安い> 民間学童と比較して一番メリットなのは利用料かもしれません。 比較的良心的な価格設定はありがたい限りです。