【RISE】梅井泰成が元K-1グループの國枝悠太を迎え撃つ、加藤有吾vs.松下武蔵のバンタム級大注目対決が決定、彪司がベテランの良星に挑む
2024年9月8日(日)神奈川・横浜BUNTAI(旧・横浜文化体育館)で開催される『RUF presents RISE WORLD SERIES 2024 YOKOHAMA』の対戦カード発表会見が、7月10日(水)都内にて行われた。 【写真】加藤vs.松下はバンタム級の大注目カード ▼フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R 梅井泰成(Mouton/同級3位、第4代RISEフェザー級王者) 國枝悠太(Never mind/9+nine plus labsu/AJKNフェザー級王者) 梅井は、柔道とレスリングをバックボーンに持ちTEAM TEPPENに移籍してからは4連勝を飾り、2022年3月に平野凌我との王座決定戦を制して第4代フェザー級王座に就いた。同年8月の防衛戦で現王者・門口佳佑に敗れて以降は、ノーコンテストを挟み3連敗と約2年勝利から遠ざかっていたが、2024年6月の翔戦で判定勝ち、トンネルを脱出した。戦績は14勝(3KO)9敗1無効試合。 國枝はMA日本キックボクシング連盟を主戦場にしてキャリアを積み、2021年1月からKrushに参戦。初戦は龍斗に判定で敗れたが、3月の2戦目では林京平を1Rで豪快KO。6月には鷹大も初回KOで仕留め、9月にK-1初参戦を果たしたが小澤海斗に判定で敗れた。2023年1月に関西の格闘技イベント・AJKNのフェザー級王座を獲得。3月に大岩龍矢にKO負け、10月はク・テウォンに判定負け、12月にデッディオに判定勝ち。2024年3月にはRISEランカーの平野凌我にTKO負けを喫した。戦績は14勝(9KO)11敗3分。 ――試合への意気込みは? 國枝「負ける勇気を持って勝ちに来ました。相手はめっちゃ強いけれど、いきなり強敵と大舞台に呼んでいただきありがとうございます。しっかり勝つ」 梅井「またこうやってBUNTAIの大舞台に呼んでもらったので、相手は初参戦なのでちょっとレベルの差を見せて、RISEはレベル高いよっていうのを見せつけるようないい勝ち方をして盛り上げようと思います」 ――対戦相手の印象は? 國枝「前王者で強いし上手いと思うが、僕の方がパンチはあるので倒しに行きます」 梅井「パンチがあってKO率が高い選手やと思います。でも当てさせないです」 ――國枝選手がRISEを選んだ理由は? 國枝「みんな強くて上手い選手ばっかりの中、パンチ力だけでどこまでかき回せるか。ずっと出たかったのでRISEに来させてもらいました」 ――RISEに来たからにはどんなところを目指しますか? 「オープンフィンガーにはめっちゃ興味あります」 ――梅井選手は外敵を迎え撃つ、対抗戦的な見方をされるが? 梅井「試合をしてみれば純粋にレベルの違いが分かると思います。RISEのレベルの高さ、K-1ももちろんレベルは高いですけれど、RISEのレベルの高さも分かってもらえますし、差を見せて勝ちたいですね」 ――國枝選手がK-1を離れた理由は? 國枝「K-1は契約があるので、僕はいろいろな団体に呼ばれたらどこでも行きたいと思ったので抜けました」 ――梅井選手が下駄を履いてる理由は? 梅井「彪司にプレゼントしてもらいました。下駄を履くと、靴に人間は甘えてしまっているなと思います。足の裏の筋肉を使うので。靴に甘えてしまっているのでよく履くようにしています。2~3カ月前からです。いい気づきがありました。確実にバランスはよくなっています。下駄の効果かは分かりません(笑)」 ▼バンタム級(-55kg) 3分3R延長1R 加藤有吾(RIKIX/同級3位) 松下武蔵(GOD SIDE GYM/同級9位) 加藤は元ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者・石井宏樹の愛弟子でジュニア時代から石井の指導を受け、プロデビューすると持ち前の強打で頭角を現し2019年12月にWMC日本スーパーバンタム級王座を奪取。2021年1月には岡山ZAIMAX MUAYTHAI 55kg賞金トーナメント優勝を果たした。2022年8月から4連勝を飾ったが、2023年8月の大﨑孔稀戦で判定負け。12月に有井渚海に勝利して再起したのも束の間、2024年3月にジャルンスックに判定負け。5月にホームリングの『NO KICK NO LIFE』にてヌアシラーをKOした。戦績は26勝(12KO)7敗。 松下はKNOCK OUTのリングで王者・古木誠也をKOするなど活躍し、RISEのリングへ。2023年12月にはKrush王者・池田幸司と接戦の末、判定負けを喫した。再起戦では伊東龍也に延長戦の末に辛勝。しかし2024年6月、若原聖をKOして上位ランカーとの対決をアピールしていた。戦績は10勝(4KO)2敗1分。 ――試合への意気込みは? 松下「今回の大会はみんなバチバチになるのかなと思うかもしれないけれど、俺はテクニックとスピードで完封するので楽しみにしていてください」 加藤「エルドラドでジャルンスックにしょっぱい試合をして負けちゃったので、一からやり直してめっちゃ強くなっているので圧倒的に勝ちたいと思います」 ――対戦相手の印象は? 松下「見た目や髪の毛は派手だけど、静かでビビりなのかなと」 加藤「まあ、そうです(笑)。でも試合になったらちゃんとしています。あと松下選手は速くてイケイケなので、かみ合って面白い試合になると思います」 ――8月31日のバンタム級タイトルマッチ(大﨑孔稀vs.大森隆之介)は意識しますか? 松下「別にどっちが勝っても結局、自分が獲りに行くだけ。9月の試合に集中します」 加藤「普通に言ったら大﨑くんが勝つと思っています。だけど大森くんもミラクル起こしそうなので楽しみです」 ――松下選手は地元・横浜での試合ですが? 松下「マジで楽しみなので、KOで勝ってタイトルマッチをアピール出来る試合が出来たらと思います」 ――加藤選手は一から作り直したと言っていたが、どういう部分を? 加藤「いいところが前回出せなくて不完全燃焼で終わっちゃったので、基本からやり直して良くなっている感覚があります。今回は暴れて圧倒的に勝ちます」 松下「当たらずに当てて倒します」 ▼バンタム級(-55kg)3分3R延長1R 良星(KSR GYM/同級6位、第4代Bigbangスーパーバンタム級王者) 彪司(TEAM TEPPEN/同級11位、Stand Up King of Rookie2021-53kg級優勝) 良星はスピードとスタミナを活かした常に動き回るアグレッシブなスタイルで“ノンストップ・ハイスピードバトル”を展開し、会場を常に沸かせるRISEの元気印。得意技はハイキック。2018年7月に鈴木真彦に敗れて以降は破竹の7連勝(3KO)を飾っていたが、2020年1月に鈴木とのタイトルマッチ再戦で敗れて王座奪取ならず。2022年4月、大森隆之介にKOで敗れ、しばらく試合から遠ざかっていたが2024年4月に復帰。京谷祐希とのベテラン対決に判定で敗れた。第4代Bigbangスーパーバンタム級王者。戦績は23勝(4KO)9敗1分。 彪司は四冠王・高橋幸光の甥っ子で、King of Rookie 2021 -53kg級優勝、JAPAN CUP 2019 -55kg級優勝・大会MVPの実績を持つ。数島大陸と引き分け、松本天志には判定勝ちの戦績が光るが、2022年10月の有井渚海戦では敗れた。2023年10月に松下武蔵に判定で敗れたが、4月に夏目竜雅を右フックでKOして再起。戦績は7勝(2KO)3敗1分。 ――試合への意気込みは? 彪司「この大会とこの試合、自分自身めちゃくちゃ楽しみにしています。期待していてください」 良星「急遽呼んでいただいて。RISEには5年出ているけれど、初の大きな舞台の試合なんですね。強い選手と知っているのでしっかり準備して大会を盛り上げます」 ――対戦相手の印象は? 彪司「めちゃくちゃおいしい相手だって印象だけです」 良星「こわいっす。あと大きいです」 ――凄い身長差ですが? 良星「親子みたいな(笑)。さっき強くて怖いと言いましたが、大きいだけじゃなくてパンチもあると思うので、僕はワンパンもらって立っていられるほど頑丈ではないのでしっかり足を使って戦えたらと思っています」 ――彪司選手は地元・横浜での試合ですが? 彪司「いつも試合は楽しみですが、より一層楽しみ。早くやりたいですね」
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