防府読売マラソン、道下美里「練習不足が脚に出た」が今季ベストで優勝…IPC登録の部で3年ぶり7度目
陸上・第55回防府読売マラソン(1日・山口県防府市キリンレモンスタジアムソルトアリーナ防府前―同スタジアム陸上競技場)――IPC登録の部女子では、パリ・パラリンピック銅メダルの道下美里(三井住友海上)が、安定した走りで3年ぶり7度目の優勝を果たした。30キロ付近から「練習不足が脚に出た」というものの、3時間3分42秒は今季ベスト。過酷なコースだったパリでの激走を含め「今年は苦しい走りが続いた1年だったが、その分周りにたくさん支えられ、幸せな1年でもあった。体を作り直し、また自己記録更新に挑戦したい」と笑顔を見せた。 【一覧表】防府読売マラソン成績
高井俊治が4連覇
同男子は高井俊治(三好市陸協)が昨年に続き自己ベストを更新して4連覇。2月の大会で自身の障害のクラス分けが変更になり、パリを諦めた。それでも気持ちを切らさず、防府読売を最大の目標に練習を積み重ねた。「1年間、故障なくやれたのがよかった。来年もいい走りをしたい」と話した。