格闘家・杉山しずかがボディコンテストでグランプリ バキバキの腹筋を披露
10月20日(日)、埼玉県・サンシティホールで開催されたベストボディ・ジャパン協会が主催する『マッスルモデル&フィットネスモデル2024首都圏大会』のレディースクラス(35~49歳)で格闘家・杉山しずか(すぎやま・しずか/37)さんがグランプリに輝いた。 【写真】杉山しずかさんのバキバキ腹筋
ベストボディ・ジャパンとは健康美を競うボディコンテストで、そのなかでもフィットネスモデル部門は最も筋量が求められ、バランス良く筋肉の付いたスタイル、スポーティーな筋肉美が審査基準となるカテゴリーだ。 同部門では元女子プロレスラーの愛川ゆず季さんが2022年に日本一に輝いており、杉山さんは愛川さんの影響を受けて、本大会へのエントリーを決め、出場に際して相談に乗ってもらったという。 「3年くらい前に、ゆず季ちゃんが『これから肉体改造して大会に出るんだよ』って言われて、ビックリしているうちに、ゆず季ちゃんの身体や雰囲気がみるみる変わっていって『なんかカッコイイ!」と。私も興味ないところから憧れにどんどん変わっていって、今年に入ってから、ゆず季ちゃんに『私もボディコンテスト、頑張ってみようかなと思います」と伝えました」 杉山さんは現役の格闘家で今年7月に第4代フライ級クィーン・オブ・パンクラシストを戴冠したばかり。格闘技とボディコンテストの両立は簡単ではなかったはず。苦労したのはボディコンテストで求められる"くびれ"づくり。 「私は戦い方も腰が強いほうなので、どうしても寸胴のボディラインになってしまう。トレーナーの方から『しばらくは組み技やレスリングはやらないほうがいいよ』と言われるほど、自然に使ってしまう部位です」 ボディコンテストへの挑戦に際して、「格闘技に集中すべき」、「ボディコンテストを片手間でやってほしくない」という厳しい意見がくることが気になったというが、「ちょっとやってみよう」という軽い気持ちではなく、リスペクトの気持ちをもって挑んだという。 その言葉通り、杉山さんは身体を仕上げ、慣れないヒールでのポージングでも本気度を示していた。11月24日(日)の日本大会に向けて挑戦は続く。
すぎやま・しずか 1987年2月11日、アメリカ・ニューヨーク州出身。165cm、57kg。東海在学中にMMAを始め、教員をしながら2008年11月、JEWELS旗揚げ戦でプロデビュー。海外留学を経て2017年12月よりRIZIN参戦。2024年3月よりパンクラス参戦。今年7月に第4代フライ級クィーン・オブ・パンクラシストを戴冠。
取材・撮影:FITNESS LOVE編集部