初心者でも楽しめる!自然が濃~い奥日光「湯ノ湖」一周を親子でトレッキング
私が暮らす東京にも、やっと秋の風が吹くようになりましたが、それにしても2024年は暑かったですねー。9月終盤に入っても連日の夏日が続き、観測史上もっとも遅い猛暑日も9月18日に記録しました。 【写真38枚】木道の終点にある展望台からは男体山が目の前に望める。トレッキングコースからの景色、湯ノ湖で見つけた生き物たちなどを写真で見る もう暑いの飽きた!「涼しい」という言葉が言いたくて、「シルバーウイーク前半は標高の高い場所へ行きたいねー。どこ行く?なにする?」と、 夫と相談していたら、たまたま休み中に友人の個展が宇都宮であるようで。これはいいチャンス。こんな機会がないかぎり、なかなか行かない栃木方面を旅しよう。 と思いつくままにキャンピングカーで出かけました。こんな臨機応変な旅ができるのも、キャンピングカーのいいところ。今回は奥日光の湯ノ湖で涼しいというか「寒い!」と発した言葉に幸せを感じながら、気持ちいいトレッキングをしてきたよ~というお話です。
標高約1,500mにある奥日光「湯ノ湖」で久しぶりの「涼」を体感
都内のわが家から湯ノ湖へのアクセスは東北自動車道、日光宇都宮道路を経て、グネグネが有名な「いろは坂」で中禅寺湖へ。そこから戦場ヶ原を通り過ぎて、約200kmの距離でした。 湯ノ湖は三ツ岳の噴火により、湯川がせき止められてできたといわれています。周囲約3kmのこじんまりとした湖。湖畔にある湯元温泉は「日光の奥座敷」なんて呼ばれており、そのちょっと手前にある中禅寺湖のホテルやレストランなどが建ち並ぶ華やかさとは打って変わり、のどかで神秘的な魅力があります。 標高は1,478m。下界で買ってきたカップラーメンがぷくっと膨らんでいました。子どものころ学校で100m標高が上がるごとに0.6度C下がると習いました。約1,500mだと9度Cくらい涼しくなる計算ですが、アスファルトが少なく森に囲まれたこの場所では体感はもっとでしょう。前日のうちに近くに到着し、キャンピングカーで一泊。 朝晩は20度Cを下回り、羽織ものがないと寒さを覚えるほどでした。湖畔からの涼やかな風がスーッと頬をなでる時間は、都会のコンクリートジャングルで灼熱を耐えてきた旅人にとって、幸せ以外なにものでもない気持ちのよさ。