甲山親方の次男で国スポ4強の斎藤忠剛が伊勢ノ海部屋へ入門 「気合が入っている」
大相撲の甲山(かぶとやま)親方(元幕内大碇)の次男で、三段目最下位格付け出し資格を得て伊勢ノ海部屋へ入門した埼玉栄高3年の斎藤忠剛(ちゅうごう、17)が27日、東京・文京区の同部屋で入門会見を開き、「最初から実力のある力士と当たるので、気合が入っている」と意気込んだ。 同親方は伊勢ノ海部屋付きで、斎藤の兄も同部屋に所属する十両若碇(19)。来年1月の初場所(12日初日、両国国技館)の新弟子検査を受検する。斎藤は10月の国民スポーツ大会・少年男子で4強入り。日本相撲協会は昨年9月、付け出し資格を改定し、高校生への適用は初めて。 兄弟そろって強豪の埼玉栄高相撲部の主将を務め、「兄には興味がないが、まずは追いつきたい。兄弟でというより自分自身が上がりたい」。会見に同席した山田道紀監督(59)は同校出身の元大関を引き合いに「気持ちの強さや精神力は豪栄道や貴景勝と同じレベル」と評価した。(奥村展也)