3年半ぶりの声出し応援 アルプスに戻った日常の風景 センバツ
甲子園に活気のある声が戻ってきた。18日に開幕した第95回記念選抜高校野球大会では声出し応援が3年半ぶりに解禁され、両翼のアルプス席を埋めた出場校の野球部員や生徒、関係者らが、熱闘を繰り広げる球児たちに惜しみない声援を送った。 高知高校野球部OBの日野灯さん(18)は「高校野球は声を出しての応援があってなんぼのものだと思う。見てる側も楽しいし、選手も活気があふれて良いプレーをしていると思う」と、高校野球本来の姿を体感して心を弾ませていた。 大垣日大高校応援部の高松里佳さん(17)は「昨年のセンバツも(出場し)応援しに来たが、その時と雰囲気が全く違う。声を出しての応援は楽しい」と語った。 新型コロナウイルス禍で3年以上もの間、歓声に包まれるはずの甲子園に響き渡っていたのは、演奏の音や拍手のみ。“声出し応援”という日常の風景が、春のセンバツ開幕と共に帰ってきた。その1日をカメラで記録した。【玉城光祐】