立憲民主・枝野代表が党大会後に会見(全文1)政権交代に近づきたい
政権交代に向け、ネットの価値をどう見るか
ニコニコ動画:ニコニコの【アンドウ 00:08:37】です。よろしくお願いします。先の参議院選で、選挙でテレビ、新聞が放映ほとんど報じなかった、れいわ、N国の台頭によって、選挙の主戦場が既存メディアからネットへ移行しつつあるとの指摘が散見されるようになりました。立憲もそもそも、代表、幹事長をはじめ、与野党の中で、かなりネットで威力を発揮するであろう議員が豊富だと思うんですが、政権交代を目指すに当たってネットユーザーの重要性や今後のネットの価値についてどうお考えでしょうか。 枝野:答え方、難しいんですが、ネットだけでは選挙は戦えない。一方で、ネットを生かせなければ戦えない、ということだろうというふうに思います。選挙を戦う上ではいろんなツールで有権者に働き掛けなければならないということの中で、いわゆる従来型メディアと、どちらが大きい、小さいかは、選挙区の時代は候補者の特性によるのかもしれませんが、同列のツールということは間違いないというふうに思っています。ただ、私は基本的に選挙の基本はフェース・トゥ・フェースだと思っています。 司会:はい、どうぞ。
マレーシアの消費税廃止をどう見ているのか
横田:フリーの横田一ですけども、先ほどの質問に関連して、消費税5%に減税して野党で共通政策にして次期総選挙に臨むということに対する代表ご自身のお考えをお聞きしたいのと、それに関連して、消費税を廃止したマレーシアに立憲民主党の若手議員と山本太郎代表が行って、北海道で山本太郎さんの街宣を聞いたんですが、消費税廃止をして、その財源を簡単に埋められない点においては失敗といえるかもしれないけれども、消費を活性化して、その代わりに消費により影響を与えない所得税などでカバーするという、そういう方向性自体は評価できるんじゃないかということなんですが、マレーシアに対する枝野代表の、全面的に失敗とご覧になってるのか、方向性は正しいと思っていらっしゃるのか、その辺をお伺いしたいんですけど。 枝野:まず後者については、他国の詳細な制度について、あまり口を出すのはむしろ内政干渉で、それは申し上げるべき立場ではないというふうに思っています。ただ、過日の会見で、単純に消費税を廃止してうまくいってるかのような指摘があったので、それは違うんじゃないですかと申し上げました。 単純になくしたものではありませんし、むしろその影響にかなりご苦労されているということなので、成功とか失敗とかいうこと、単純に割り切れるというよりも、むしろ失敗というかマイナスの側面をもうちょっと注目したほうがいいんじゃないですか、というふうには思っています。単純に割り切れる話ではないというふうに思っています。 前者については現時点でまさにこれから、残念ながら10月1日から消費税が上がってしまう。特に軽減税率、複数税率がある。それにポイント還元という中途半端な訳の分からないものが入っている。そして経済に相当、実態経済に影響を与えるんじゃないかと。まずはここを見極めることが政治の大事な責任だと思っています。 司会:じゃあ2人続けていきます。