立憲民主・枝野代表が党大会後に会見(全文1)政権交代に近づきたい
消費増税への受け止めは?
東京新聞:東京新聞の【オオノ 00:04:07】と申します。消費税に関連して2点お尋ねいたします。あらためてになりますが、10月から消費税が10%に引き上げられることへの受け止めをお聞かせください。 2点目なんですけれども、今後、野党が大きな構えをつくっていく中で、れいわ新選組や共産党など、消費税の廃止を目指して、その前段階で5%での野党再結集を呼び掛けていらっしゃる政党もあります。そういったところとの連携を、増税・減税、どうするべきかという政策論と併せて、現時点で代表がどのようにお考えか、2点になりますがお聞かせいただければと思います。 枝野:日本経済の低迷の主たる要因が個人消費にあると。その個人消費が低迷をして、むしろ状況としては悪くなっているのではないかと見られるような中で、消費に直接悪い影響を与える消費増税をするというのは、まず経済の観点からとても考えられない。 それから社会保障に対する切り下げの動きを、実際、この第2次安倍政権発足以降も、少なくとも、いろんな言い訳をしてますが、有権者の多くの皆さんからは社会保障切り捨て、引き下げをしているという、これは消費税で社会保障の安定を図る、あるいは充実を図るという約束、違うじゃないかという国民の皆さんの受け止めは、私はまっとうなものだというふうに思っていて、そのような不信の中ではとてもできるものではない。そして、複数税率というとんでもないものを導入したことによって、中小の小売や流通の皆さんにも多大な迷惑を掛けると。今からでも遅くないので、やめられるならやめたほうがいいというふうに思っています。 後者については野党各党、安倍政権の暴走を止めなければならないということで、一応、していると。そこに向けて全力を挙げたいというふうに思っていますが、それぞれ党によっていろんな考え方があるから別の党なんであって、それをどうやって力を合わせられるところは合わせるかということが政治の知恵であるということの中の1つであります。 司会:どうぞ。