フロントブレーキとクラッチレバーの指かけ本数って何本がデフォルト?
フロントブレーキ/クラッチレバーの指かけ本数は何本がデフォルトなのか?
フロントブレーキ・クラッチレバーの指かけ本数については、教習所でどちらも4本、と教わった経験のあるライダーも多いのではないでしょうか。 【画像】指かけ本数は何本がデフォルト? 画像で確認!(10枚) しかし、ライダーは路面のコンディションや渋滞、天気によって指かけ本数を3本がけや2本がけ、1本がけと使い分けていることも少なくありません。そもそもフロントブレーキとクラッチレバーの指かけ本数は、何本がデフォルトなのでしょうか。
結論から言えば、フロントブレーキ・クラッチレバーの指かけ本数に関する法律は定められていないため、正解や不正解はないということになります。 法律で定められているのは、道路交通法第70条の「車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。」ということのみ。 つまり、バイクの指かけ本数に規定はないため、1本でも3本で指かけしていたとしても何かしらの違反行為として罰則が科せられたり、検挙されたりといったことはないというわけです。一方、教習所では4本がけでフロントブレーキやクラッチレバーを操作しないと採点基準に引っかかってしまうことも少なくないようです。 では、指かけ本数を変えることによって、何かメリットやデメリットが生じるのでしょうか。 まず4本がけのメリットは、アクセルを開けたままブレーキをかけるミスを防ぎやすいということ。4本がけは親指を除いた4本の指をブレーキに置く人が多いようですが、アクセルを閉じてからフロントブレーキをかけられない人や握力が弱い人は、4本がけで握るとよいでしょう。 一方、デメリットとしてブレーキやクラッチがかかりすぎてしまうことが挙げられます。 フロントブレーキとクラッチレバーを強く握ると前輪がロックしてしまい、転倒の恐れがあるので、無意識に力が入ってしまう人は要注意。また、4本がけの場合グリップには親指しかない、つまりハンドルやアクセル操作がしづらくなってしまいます。そのため、カーブの多い道や雨でスリップしやすい道では、4本がけを使わない人も少なくないようです。