インテリアデザイナーが2024年に見た、的外れだった寝室のトレンド(海外)
2024年に失敗した寝室のトレンドをインテリアデザイナーに教えてもらった。 ネオンライトやインダストリアル・シックなデザインは、寝室に暖かみを感じさせない。 【全画像をみる】インテリアデザイナーが2024年に見た、的外れだった寝室のトレンド 低い位置にあるベッドは、収納スペースが必要な場合は実用的ではない。 3人のインテリアデザイナーに、2024年に好ましくないと感じた寝室のトレンドやデザインについて尋ねた。 彼らが2024年に「的外れだった」と感じたトレンドは以下の通りだ。
ネオンライトは寝室に適していない
オムニ・ホーム・アイデアズ(Omni Home Ideas)のCEO兼主任デザイナー、ブラッド・スミス(Brad Smith)は「ネオンライト、特に過剰なネオンライトは寝室にはふさわしくない」と話す。 「ネオンライトは印象的なものだが、睡眠のリズムを乱し、落ち着かない視覚環境を作り出すため、寝室には理想的とは言えない。代わりに、気分と機能性を高める、より柔らかく重層的な照明を選ぶといい」
床一面に敷かれたカーペットは居心地のいいものだが実用的ではない
スミスは、「2024年には全面カーペット敷きの部屋が再び注目されたものの、それは必ずしも良いことだとは言えない」と話す。 家のオーナーたちは、床一面にカーペットを敷く前に、それに伴う問題を認識しておく必要があるという。 「床一面にカーペットを敷くとメンテナンスのが難しく、アレルゲンも蓄積されるため、必ずしも実用的なものではない」とスミスは話す。 「より望ましい選択肢は、無垢材の床にラグマットを敷くことだ。これによって部屋の美観を高めつつ、掃除や交換が簡単になる」
単色でまとめた寝室は冷たく味気ない印象に
インテリアデザイナーであり、シヴァ・サミエイ・アンド・カンパニー(Shiva Samiei & Co.)のCEOであるシヴァ・サミエイ(Shiva Samiei)は、「寝室は単色やオールホワイトの色の組み合わせに適した場所ではない」と言う。 「過度にミニマルな寝室は、安らぎの空間というよりも病室のように見えてしまう」とサミエイは話す。そのような寝室は温かみや居心地の良さに欠けることが多いとも彼女は付け加えている。 彼女は、単色使いではなく、「質感を重ねたりアクセントになるアイテムを取り入れたりして、空間に個性や色彩を加えることが望ましい」と提案している。