芥川賞候補・ピース又吉「あかんかった時考え1人でいたい」
芥川賞候補・ピース又吉「あかんかった時考え1人でいたい」 THE PAGE大阪
自著が芥川賞候補にもなったお笑いのピース又吉(35)が13日、大正時代の文豪に扮し、京都の京町家で珈琲をPRした。これはAGF(味の素ゼネラルフーヅ)が2015年秋に発売するレギュラーコーヒーの新ブランド「煎(せん)」の期間限定提供イベントの一環で、場所は錦市場の食と伝統文化の体験施設「京町家錦上ル」(京都市中京区麩屋町通)で行われたもの。会見では珈琲のことや小説のこと、さらには間もなく発表される芥川賞の手ごたえについて又吉は「あかんかった時のことも考えて本当は1人でいたい。もちろん緊張感、怖さもある」などと語った。 <私の恩人>「ピース」又吉、「チュートリアル」にコンビとしてのきっかけもらった!
コーヒーと錦市場特製の和菓子がコラボ
AGFは2015年秋にレギュラーコーヒーの新ブランド「煎」を発売する。それに先駆け、京の台所として親しまれている錦市場の食と伝統文化の体験施設「京町家錦上ル」で14日から10月31日まで期間限定で提供する。同施設はNPO法人・京都文化協会が企画・運営しており、ここで錦市場の湧き水で淹れた特別な「煎」が錦市場特製の和菓子とともに味わえるというわけだ。 オープニングイベントで、AGF取締役専務執行役員の広原則之氏は「150年前に日本にコーヒーが渡来している。缶コーヒーは欧米ではまったくない。煎はドリップコーヒーでございます。ヨーロッパではドリップコーヒーはない。水の違いです。美味しい水のある日本では飲みやすく、香りの高いコーヒーが発展した。煎については、日本の和菓子と最高にマッチします」などと、説明した。煎は、日本の水と合わせて選び抜いた豆の特長を最大限に引き出し、こだわりの焙煎で仕上げ、気高く繊細な香りとともに、澄み渡った味わいになっているという。 煎とコラボした錦市場理事長の宇津克美氏は、「錦市場は400周年。井戸水が400年を支えてきた。井戸水があったから、宮中なんかにも魚をお納めしてきたし、乾物屋さんなど江戸時代から伝わっている店はみな水と関係がある」とし、水の美味しさをアピールした。