【若駒ピカイチ】目を引く加速力の持ち主エコロディノス ムーア騎手も太鼓判
◆エコロディノス(11月10日、京都新馬、芝2000メートル)=栗・大久保、牡、父キタサンブラック、母ミスティックリップス、母の父ジェネラス 《戦評》序盤は頭を上げてやや行きたがるしぐさを見せたが、2番手で折り合いをつける。直線入り口で先頭に立つと、力強く伸びて後続を一気に突き放した。 《血統》母は独オークス勝ち馬。半兄ハーメティキスト(父ロードカナロア)はJRAの芝で4勝。同厩舎の半兄チュウワノキセキ(父キンシャサノキセキ)も新馬戦を勝利している。日本ダービー馬エイシンフラッシュなどを輩出した上質な牝系の出身。 《将来性》ムーア騎手は「いい馬です。レースでのマナーや指示に忠実で、賢い。距離は2000メートルで問題ない。ポテンシャルはあると思います」と絶賛した。調教から好時計を連発し、陣営の評価が高かった一頭。ラストの加速力は目を見張るものがあり、将来性は高そうだ。順調にレベルアップすれば、来春のクラシックで期待できるだろう。(増本隆一朗)