「日本に対して守備的戦術は恥ずかしいことではない」中国メディアが挙げたW杯最終予選・初戦の3つのポイントとは?
9月5日、埼玉スタジアム2002でサッカー・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の初戦、日本対中国の試合が行なわれる。 【動画】中国戦へ向けた日本代表の前日練習をチェック! 両国は2021年から2022年にかけて行なわれた前回大会の最終予選でも同組となり、日本が連勝を飾っている。現在はW杯の「常連国」とも言える日本に対して、2度目の本大会出場を目指す中国は、2026年大会では出場枠の拡大もあり、並々ならぬ意欲で初戦を迎えることが予想される。中国国内のポータルサイト『捜狐』でも、初戦を前に日本戦を展望しており、この試合における3つの注目ポイントを挙げている。 1つ目は、中国が日本に対して行なう戦術の徹底が重要であると主張。同メディアは、「ブランコ・イバンコビッチ監督はすでに日本に対して守備的なカウンター戦術を確立しており、これは正しい選択であり、恥ずかしいことではない」などと論じており、その上で、「日本代表のレベルが非常に高いため、彼らに対してカウンター戦術を採用するのは、両チームの状況を十分に考慮したうえでの適切な選択だ」などと評している。 そして2つ目のポイントが、日本の中盤への対応。「日本代表の主な強みはチーム全体の連携、試合のコントロール、中盤でのパス回しにある」とする同メディアは、「日本代表は、かつての無目的なパス回しから脱却し、中盤におけるパス能力は極めて高い。敵のカウンターに対する対応なども非常に進化しており、中国は守備的な姿勢を明確に示しているものの、どうやってカウンターを仕掛けるかが課題となるだろう」と分析する。 最後の3つ目では中国のFW、ウー・レイの存在を挙げた。かつてはラ・リーガでもプレーし、現在は中国スーパーリーグで活躍するエースストライカーについて、「外国人選手レベルのパフォーマンスを発揮しており、彼の活躍は非常に際立っている。誰も彼を止めることができない。日本との試合でも、ウー・レイが攻撃の鍵を握るだろう」と高く評価。加えて、「日本のメディアも特にウー・レイを警戒するように呼びかけており、ベテランの長友佑都や板倉滉(どちらも守備の要)もチームメイトに対して、ウー・レイの危険性を警告しているようだ」などと相手国の反応も記している。 やはり中国は日本を警戒しながらも、細かい分析を行ない、かつ自国の戦術、戦力にも自信を覗かせている。過去2大会、最終予選初戦で黒星を喫している日本にとって、今回も決して容易な戦いにならないことは間違いないだろう。 構成●THE DIGEST編集部
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