【マンガ付】アシックスの「業績V字回復」を支えた「ERP刷新」、ぶち当たった3つの壁
ERP刷新を成功できた「ターニングポイント」
そこで、グローバル化に向けた課題を解決していくために、使用している用語がシステム上で何を指すか定義するプロジェクトを立ち上げました。これがとても重要で、グローバル基幹システム「SAP FMS」の実装にこぎ着けられた1つのターニングポイントだったと考えます。 なぜなら、定義をIT側の独断で作ると、実務になかなか浸透していかずに、定義がないがしろになってしまうからです。 同プロジェクトでは、ビジネスプロセスを基に各用語の定義を進め、グローバルかつ、ビジネス側・システム側で統一し、システムのグローバル化の足掛かりとしました。これらの取り組みを経たことで、ビジネスを推進するリージョン側との会話も密になり、部門問わずにスムーズな会話が可能となりました。 SAP FMSの導入は、全リージョンが同じように利用でき、恩恵を受けることのできるシステム設計をすすめるなど統制力も必要でした。次回は、そのシステム導入時の苦労についてお話します。
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執筆:アシックス GIT戦略部