「新年早々4万マイル消える」年末年始にJALマイル不正利用相次ぐ…手口は“パスワードリスト型攻撃”か 専門家「パスワードを“複雑”“すべて別々”“長くする”ことが重要」
パスワード使い回しがリスクに
青井キャスター: ーーマイルを盗まれるって怖いですよね。 スペシャルキャスター パトリック・ハーランさん(パックン): ポイントもそうなんですけど、物が買えるわけなので、お金と同じくらい価値があります。われわれは口座番号と違って、マイレージ番号をそんなに危機意識を持って守らなきゃいけないと思ってないんですね。なんとか気をつけなきゃいけないですね。 青井キャスター: 山本さんは、パスワードが漏れたことが原因ではないかとみています。しかし、漏れたのは必ずしも航空会社のパスワードだとは限らないという指摘もあります。 ITジャーナリストの三上さんに教えてもらいましょう。 ITジャーナリスト・三上洋さん: 私たち、パスワードがたくさんあるので、同じパスワードをいろんなところで使い回している。犯人グループはパスワードを入手して、いろいろなサイトで試すと、偶然当たったところを乗っ取れる。手口は、“パスワードリスト型攻撃”と呼ばれるものの可能性があります。 青井キャスター: “パスワードリスト型攻撃”。三上さんによると、同じパスワードをさまざま場面で使い回すと、1つでも漏れた場合、あらゆるサイトで悪用される危険が潜んでいるというんです。 では、街のみなさんはパスワードをどう管理しているのでしょうか。 インタビューに答えた人: Googleのパスワードマネージャーでまとめている。 インタビューに答えた人: こっちでこのパスワード、こっちでこのパスワードだと覚えられないので統一している。 青井キャスター: JALはウェブサイトで、ワンタイムパスワードの通知先をメールアドレスから携帯電話番号へ変更することや、マイルや登録情報の確認、そして定期的なパスワードの変更を呼びかけています。 三上さん、アドバイスすることありますか? ITジャーナリスト・三上洋さん: それよりも複雑で、すべて別々のパスワードにして、より長くすることが重要になる。 JALは、「イット!」の取材に、第三者に個人認証情報が盗まれないないよう呼びかけ、セキュリティー対策の強化などを進めていくとしている。 (「イット!」1月7日放送より)
イット!