ヤクルト、国内FA権保持の楽天・茂木栄五郎を獲得調査 権利行使の場合に備える
ヤクルトが、昨季国内フリーエージェント(FA)権を取得した楽天・茂木栄五郎内野手(30)の獲得調査を進めていることが、10日までに分かった。権利を行使した際に備える。 【写真】ケース打撃に参加した茂木栄五郎 茂木は、神奈川・桐蔭学園高から早大に進み、2016年にドラフト3位で楽天に入団し、内野のレギュラーに定着。小深田や村林ら若手の台頭もあって出場機会が減り、今季は46試合の出場にとどまっていたが、天性のバットコントロールは健在で、通算781試合に出場し、打率.271、75本塁打、291打点の成績を残している。 ヤクルトは、二塁のレギュラーである山田が来季33歳を迎え、新たに3年契約を結んだ一塁手・オスナも同学年。さらに、村上が早ければ2026年シーズンから米大リーグに挑戦する可能性があり、内野の選手層に厚みを持たせることが必要になっている。 茂木の今季年俸は推定6000万円で、金銭や人的の補償が発生するBランクとみられる。今後、FA権を行使した場合は14日にNPBから公示され、15日から交渉が解禁となる。