“年越し花火”で有名な超高層ビル「台北101」が改名? 台湾政界まで騒動に巻き込む“ゴージャス美魔女”の正体
台湾がザワついた「台北101」改名話
嵐を呼ぶチア氏の言動は、その柔軟すぎる感性ゆえかもしれない。先日の財政委で民進党の郭國文議員は、日本の伊藤忠商事が台北101の株式を売却する可能性に言及した。大株主である伊藤忠が抜けた場合、台湾にとっての問題はその後釜だ。どこのどの企業でもウェルカムというわけにはいかない。 それに関連して郭議員は、「台北101は『台湾101』であるべきだ」などと発言した。そこでチア氏が「名称を変更する必要がありますか? 台北101が『台湾101』に改名されるのは素晴らしいことです」と返答したことで、現在は大きな波紋が広がっている。 元総統で民進党の陳水扁氏はFB投稿で、チア氏が台北101の成り立ちを把握しているのか疑問視し、「直感で返答しているようだ」と苦言を呈した。また、あるメディアのアンケートでは8割が改名に反対し、台北市長で国民党の蒋万安氏も強い反発を示した。 チア氏は26日のFB投稿でこの騒動を釈明。突然の政治的な話題に驚いたので言葉足らずになったが、「台湾101」という呼び方に賛同したのであって、実際に名前を変更する必要はないという考えを明らかにしている。 花火よりも注目される美魔女会長。賛否両論はあれど、広告塔として超一流であることは間違いない。
デイリー新潮編集部
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