「こんなハレンチな地域貢献はイヤ!」勤め先仕切りで手伝った「こども祭り」の二次会は、オヤジたちによる「セクハラ祭り」へ...会社の上司も助けてくれない驚愕の現場とは
会社は日常レベルでの地域活動にも熱心だったそうだ。 「会社の周りのゴミ拾いは毎朝やっていましたし、こうした活動が有名になると、町のゴミ拾いイベントに一枚かんだりして、どんどんやることが増えていきました」 この会社で事務職をしていたあずみさんは、地域住民から電話で感謝の言葉を伝えられたり、地元の子供たちからお礼の手紙を受け取ったりしたこともあり、いい思い出も多いそうだ。 「でも、会社が地元の花火大会への協力体制を強化したことで、とんでもない目に遭いました」 あずみさんが会社を辞めるきっかけにもなってしまったこのお祭り。一体どんなものだったのか? 「協賛は昔からしていたみたいですが、花火の協賛やお祭りの手伝いもお願いされたとかで、若手を中心にうちの会社の一部社員がお祭りに駆り出されたんです」 お祭り当日は、交通誘導や見回り、地域の「お偉いさん」の接待など、さまざまな仕事を割り当てられた。 「男性社員は交通誘導とか荷物の運搬などを手伝ったんですが、女性社員は最初から役割が決められていました」 あずみさんら女性社員は、地域の「重鎮」らしき中高年男性にお酒をふるまうなどの「接待」を担当させられた。 「地域の他社からも女性社員が来ていましたが若手はあまりおらず、うちの女性社員が年齢的には一番下だったと思う。なので、オジさんたちはすぐ調子に乗り始めましたね」 用意された「特別席」でわいわいと談笑を始めたのは「地元の有力者」というナゾのオジ様方。ビールやハイボールなどを提供し、頼まれれば屋台やキッチンカーにフードを買い出しにも行った。 「すでに出来上がったオジさんの中の1人が私に向かって、『今年はかわいこちゃんが揃ってるじゃん、どこのお嬢さんたち?』と聞いてきました」 会社名を答えると、男性はパイプ椅子から立ち上がって、あずみさんに向かって深々と一例し「合掌」のポーズを見せたという。 「地域行事が盛り上がるのも、うちの会社サマサマだと言い出しました。何かと寄付してもらったり、植樹もしてくれたよねと」 だが、この男性の化けの皮は、そのような感謝を述べた直後にあえなく剥がれた。 「祭りがこんなに盛況なのも、御社のおかげですよ~と言ったかと思うと、私の両手を取って握手してきました。しかも、なでさするように」 びっくりして手を引っ込めたあずみさんに対し、男性は「かわゆ~い」と大はしゃぎ。 「しかも、後ろから私を執拗に見てきて、『いつもババアのタレ尻しか見てねえから、オジちゃん元気になってきちゃった~』と喚き出しました。もうウザいのを通り越して怖くて…」 あずみさんの脳裏にイヤな予感が駆け抜けたが、時すでに遅し。「おっぱい大きいから、オッケー!」と言われる恐怖のセクハラ祭りが幕を切って落とされたのである。 つづきは、★後編はこちら★にて。 取材・文/中小林亜紀 PHOTO:Getty Images
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