雪道を走れる免許不要のマシン「スノーバイク」とは? 【価格、乗り方、ルールまとめ】
スノーモービルとの違い
スノーバイクと似ているマシンとして「スノーモービル」がありますが、スノーモービルは「はじめから雪道を走る前提で設計・開発されているマシン」です。 つまりスノーバイクのようにキットを装着したカスタムマシンではなく、純粋に雪道を走るためのマシンです。 ちなみにスノーモービルはフロント側が2本のスキー板、リアはスノーバイクと同じ一本のキャタピラで構成されており、機動力はスノーバイクより劣りますが、その分ハイパワーで安定しています。
スノーバイクは免許不要
スノーバイクの大きな特徴の一つが「免許不要で乗れること」です。 そもそもスノーバイクは公道を走ることができないので、必然的に運転免許が不要となります。 しかし、操作系統はそのままバイクを踏襲しており、バイクの免許を持っていた方がスムーズに乗れます。 特に普段からオフロードバイクに乗っているライダーは、感覚が近いのであまり苦労せずに乗れるはずです。
スノーバイクの操作方法
ライダーであればスノーバイクの操作に関して、特に難しいことはなく、エンジンスタート、アクセル、クラッチ、ブレーキ、ギアチェンジと全て通常のバイクと同じ操作です。 しかもスノーバイクはマシンが自立するので、足つきが悪くても気にせず乗ることができます。 強いて言うなら若干癖があるのが発進で、スロットルを煽りながらクラッチを「スパッと」繋がないと雪の抵抗でエンストして、その場で転倒してしまうケースがあります。 しかし転んでも全く痛くないので、はじめは転んで当然くらいの気持ちで練習するのが上達のポイントです。 スノーバイクは前輪がスキー板なので、フロントブレーキという概念がなく、ブレーキレバーを握るとキャタピラが減速する仕組みになっています。 しかしエンジンブレーキが強めで、アクセルを緩めるだけで十分減速するので、ブレーキを使う機会はほとんどありません。 ギアは主に1~3速を使うことが多く、4~6速を使うことはほとんどありません。 なるべく高回転を維持した方が走りが安定し、コーナリングは通常のバイクと同じように車体をバンクさせます。
独特の浮遊感がクセになる
普段バイクに乗っているライダーなら、恐らく30分も走れば普通に乗る分に問題ないレベルまで到達できます。 そして運転に慣れれば慣れるほど「独特の浮遊感」がクセになってきて、まるで雪の上を滑空しているかのような、スノーバイクならではの独特の気持ち良さを味わえるはずです!
さすライダー