J1柏、井原正巳監督の退任発表 2年連続で残留争い「申し訳なく思っております」
クラブが公式発表
J1柏レイソルは12月4日、井原正巳監督の退任発表した。後任は未定。今季限りでの退任が決まり「今季のスタート時に掲げた目標に到達できず、再びJ1残留を争うことになってしまった責任を痛感しており申し訳なく思っております」とコメントした。 【一覧リスト】Jリーグが公式発表 全60クラブの契約満了・移籍情報まとめ 57歳の井原氏は昨年5月、成績不振で退任したネルシーニョ前監督の後任としてヘッドコーチから昇格する形で監督に就任。昨季は最終順位17位で、J1残留を決めた。迎えた今季は、シーズン序盤から勝ち切れない試合が続き、二桁順位を推移。現在16位で、残り1試合で降格圏と勝ち点3差と、2年連続で残留争いを強いられた。 柏ではヘッドコーチとして10年半(2009年~14年、19年~23年5月)、監督として1年半(23年5月~24年)の計12シーズン籍を置いたなか、「選手たちは厳しい状況の中でも前向きに、常に勝利をめざして戦い続けてくれました。しかし、今季のスタート時に掲げた目標に到達できず、再びJ1残留を争うことになってしまった責任を痛感しており申し訳なく思っております。12年間、誠にありがとうございました」とコメントしている。 井原監督のコメントは以下のとおり。 「今シーズンをもって、柏レイソルの監督を退任することになりました。ファン・サポーターの皆さま、スポンサーや自治体の方々、また選手・スタッフやチーム関係者、クラブハウスで食事や清掃、洗濯など日々支えていただいた方々をはじめ、柏レイソルに関わるすべての皆さまにご支援をいただきましたことを深く感謝申し上げます。 選手たちは厳しい状況の中でも前向きに、常に勝利をめざして戦い続けてくれました。しかし、今季のスタート時に掲げた目標に到達できず、再びJ1残留を争うことになってしまった責任を痛感しており申し訳なく思っております。 柏レイソルには2009年に加入して、ヘッドコーチとして10年半、監督として1年半、合計12シーズンもの間、このクラブにお世話になり、とても愛情を感じています。ファン・サポーターの皆さんはどんな時でも、日立台だけでなくアウェイでも我々を後押ししてくださいました。そのご声援に応えるためにも、最終節でJ1残留を決めることが私の使命だと感じていますし、シーズン最後まで全身全霊を注いで戦い続けます。最後までご声援をよろしくお願いいたします。12年間、誠にありがとうございました」
FOOTBALL ZONE編集部