【プレミアプレーオフ】浦和ユースが2年連続でプレミア昇格王手「チャンスが来た」とリベンジに燃える
高円宮杯U-18サッカーリーグ2024プレミアリーグプレーオフ(参入戦)の1回戦が12月6日に行われ、清水エスパルスユース(静岡)と対戦した浦和レッドダイヤモンズユース(埼玉)が後半に2点を奪い2-0の完封勝利を収め、プレミア昇格に王手をかけた。 【フォトギャラリー】清水エスパルスユースvs 浦和レッドダイヤモンズユース 試合序盤は清水ユースに主導権を握られる展開だったが、DF28阿部慎太朗(3年)を中心とした安定した守備ラインで清水ユースの攻撃を封じると、トップチーム昇格が内定しているFW9照内利和(3年)が57分に豪快に右足で突き刺し先制。さらにその3分後にはMF19深田京吾(2年)がネットを揺らし、以降は安定した試合運びを展開し2年連続でプレミア昇格に王手をかけた。 浦和ユースの平川忠亮監督は「攻守にアグレッシブにやってくれたし、今年やってきた(球際・切り替え・運動量がベースの)我々のサッカーを出してくれた」と胸を張った。普段のリーグ戦とは違い、一発勝負のトーナメントとなると一つのミスが致命的になりかねない。そこを平川監督は「ミスしたら戻ろうという話をしていたし、清水の時間帯もありましたけど、その時間も全員が戻って守備をすることを全員がやってくれた」と高く評価した。 浦和ユースは昨年度もプレミアプレーオフに進出し勝てば昇格となった帝京長岡(新潟)戦で1-2で敗れ、昇格を逃した。「去年もこの先で負けたことを考えると、リベンジというか、自分たちが悔しい想いをして、またここに戻って来て昇格を果たそうという話をしていた。そのチャンスが来た」と話す平川監督。自身も来季からFC琉球の監督就任が発表されており、指揮官にとっても勝っても負けてもラスト1試合。「誰かが用意したのではなく、彼ら自身が一つずつ積み上げて来てこのステージまで来たので、その試合を楽しんで欲しい」とイレブンに期待を寄せた。 8日に迎える大一番。浦和ユースは、同じく4年ぶりのプレミア帰還を狙う京都サンガF.C.U-18(京都)と対戦する。 (文・写真=古部亮)