早田ひな 左手首負傷から復帰へ 地元北九州で初戦はルーマニアのスッチと対戦…WTTファイナルズ福岡ドロー発表
卓球のWTTファイナルズ福岡が20日、北九州市総合体育館で開幕する。18日に組み合わせが発表され、女子シングルスは8月のパリ五輪で左手首を痛めて欠場が続いていたエース・早田ひな(日本生命)が1回戦でベルナデッテ・スッチ(ルーマニア)と対戦することになった。 早田は、今夏のパリ五輪のシングルス期間中に左手首を痛め、患部をテーピングで固定しながら力を振り絞り、3位決定戦で韓国のエース・申裕斌(シン・ユビン)を破って銅メダルを獲得。その後の女子団体もダブルスに出場し、銀メダル獲得に貢献した。五輪後は左手首の状態が上がらず国内外の大会を欠場。練習やトレーニングは再開させて調整を重ねてきた。地元の北九州市で開催されるファイナルズで待望の復帰戦を迎える。 日本勢の女子シングルスは早田を含めて5人が出場予定。10月のWTTチャンピオンズ・モンペリエで優勝した大藤沙月(ミキハウス)は、1回戦で伊藤美誠(スターツ)と対戦し、ともに勝ち上がれば2回戦で早田と顔を合わせる。16歳の張本美和(木下グループ)は反対側のブロックに入り、1回戦で田志希(チョン・ジヒ、韓国)と対戦。平野美宇(木下グループ)はソフィア・ポルカノバ(オーストリア)との1回戦に臨み、ともに勝ち上がれば2回戦で世界ランク1位の孫穎莎(そん・えいさ、中国)と顔を合わせる。 男子シングルスは張本智和(智和企画)が梁靖崑(りょう・せいこん、中国)と1回戦で対戦する。 女子ダブルスは、大藤、横井咲桜組(ミキハウス)、木原美悠、長崎美柚組(木下グループ)、佐藤瞳、橋本帆乃香組(ミキハウス)の日本勢3組が出場を予定。男子ダブルスはパリ五輪代表ペアの戸上隼輔(井村屋グループ)、篠塚大登(愛知工大)組、張本智、松島輝空組(木下グループ)の日本勢2組が出場予定となっている。 今大会は昨年の女子の名古屋大会に続く国内開催で、今年は男女が同時に行われる。男女シングルスは世界ランク上位16人、男女ダブルスは同8組が出場できる、世界のトップ選手が集う国際大会となっている。
報知新聞社