去年が体感時間「一瞬」で終わった人へ。時間の流れをスローダウンさせる7つの方法
5. 瞑想する
一般的に、今この瞬間に意識を向けると時間は遅くなります。 それを実現するのにピッタリなのが瞑想です。Wittmannは、マインドフルネスや呼吸に集中するなどのテクニックは、時間の感じ方をコントロールするのに役立つと言います。 人間は体を通して時間を感じていると私は考えます。 人間は、通常は時間に対する感覚器官がないので、内受容的な体の状態の経過を通して時間を感じています。そのため体に意識を向けると、時間の流れが遅くなります。 瞑想は、時間感覚を広げるだけでなく、ストレスや不安を解消することもできます。瞑想の恩恵を受けるのに、何時間もじっと黙って座っている必要はありません。 週に数分しか時間が取れない人でも、瞑想をはじめる手助けしてくれるアプリはたくさんあります。
6. 日記をつける
脳は、繰り返される思い出すべてを記憶することはできないかもしれませんが、日記なら可能です。 その日感じたこと、考えたこと、思い出などを書き留めたら、脳がすべてを一緒くたにしてしまう前に記憶を保存できます。 あとで読み返せば、失われた時間を呼び戻すことができます。 日記をつけると、物語として記憶を積み上げ、また物語的に自分を構築するのにも役立ちます。 記憶の内容を特定の時間軸で実現すると相対的に時間が拡大される、と研究によって証明されています。 このようにWittmannは語ります。 (ただ、中学時代の日記は読み返さない方がいいかもしれません。思春期の若気の至りに時間を費やす価値はないでしょうから)
7. 写真を撮る
日記と同じく、写真を撮るのも物語的な記録ができ、脳が忘れたあとでもその思い出を保存することができます。 しかし、写真撮影に気を取られすぎると、撮影しようとしている実際の出来事の記憶が弱まる可能性があると証明されており、本末転倒になるので、あまり写真を撮りすぎないようにしましょう。
なにより大事なのは「自分を責めない」こと
これが大事なのですが、どんなに瞑想をしたり、日記をつけたり、日常に変化をもたらしたりしても、時間は流れていきます。 達成できなかった目標や、見逃してしまった瞬間があって、そのことに特に苦しんでいる人は、ちょっと一息入れてください。 Soeiroはこう言っています。 (パンデミックがはじまって)とても恐ろしい1年でした。 多くのものが失われ、思いもよらない恐ろしいこと、辛いことがたくさんありました。 誰もが立ち止まり、誰もが遅れ、とても恐ろしかったです。 ──2021年7月19日公開記事を再編集して再掲しています。 Source: webmarcwittmann,Loren Soeiro
的野裕子