「写真・アルバムをどうしても捨てられない」問題が解決。気持ちよく整理がはかどる5つのステップ
「シンプルにすっきりと、必要最低限のモノだけを持つ暮らしをしたい」と捨て活を始めると、「思い出関連」のアイテムで手が止まることに気づきます。 【画像】なかなか捨てられない思い出の写真たち 特に「写真」「アルバム」は手が止まりがち。整理するために開いたはずが「懐かしいなあ」と眺めて終わることを繰り返し、結局「今度にしよう」ととりあえず箱に入れたまま、数年が経過。 そんなある日、気が付いたのです。 「私はこれまで編集者・ライターとして、25年以上も写真をセレクトしてきたじゃないか」ということに。プロのカメラマンがハイスペックなカメラで撮影した、イケてる写真の中から「掲載する写真」を選び抜いてきたのです。その経験を応用すれば、写真を処分できるようになるのではないか、と! 長年の編集者・ライター経験から編み出した「写真を捨てる5STEP」をご紹介します!
STEP1 とりあえず1か所に全部、集めてみる
まずは、しまってある写真やアルバムを1カ所に集めて、「総量」を視覚的に確認してみましょう。 時代を感じるいにしえのアルバムもあれば、アルバムに整理すらされず、透明なビニール袋に入ったままの写真がこんなに……。クッキー缶にとりあえずしまっていた写真もかなりの枚数。しかもパッと見ただけでも「イケてない」写真も多数。 写真に印字された日付を見ると、2015年ぐらいまではプリントした写真をあげたり、もらったりするカルチャーが残っていたよう。特にネガフィルム時代は「現像してみないと、写り具合が分からない」上に「せっかく現像したから」と、イケてない写真まで保管していたのだ、と気づきました。
STEP2 「ベストアルバムを作る」と決めて選考
まずは「わたしのベストアルバム」や「〇〇ちゃんのベストアルバム」を作ると宣言しましょう。「ベストアルバム」に収録する写真を選びながら、選考落ちした写真を捨てていくのです。 選考の基準は「自分の死後、第三者に見られてもいいか」または「『昔の私』『小さいころの〇〇ちゃん』と、誰かに胸を張って見せられるか」です。要するに「イケてる写真」のみを残すのです。「懐かしい!」と楽しむことを目的にしてしまうと、変な顔も変な髪型も愛おしく見えてきて選考の基準が下がるのでグッとガマン。 「ピンぼけ」「暗い」「顔が白トビしている」「変な顔をしている」「ダサいポーズをしている」「おかしな服を着ている」といった写真は当然、選考落ちします。スマホで撮影、イケてないショットはその場で削除する感覚で進めれば、案外、サクサクとはかどります。 15分ほどの選考であっさりと「捨てる」に入れられた写真たち。こうしてまとめてみると「なぜ、こんな写真を後生大事に取っておいていたのか」と思えてくるから不思議です。 保管されている写真やアルバムの量にもよりますが、この選考会は一度ですべてをやり切ろうとせずに、長期戦覚悟で臨むのがおすすめです。