稼げるのはGo!狙うならKotlin?言語別の提示年収ランキング
ITエンジニア向けの転職・就職・学習プラットフォームである「paiza」を運営するpaizaは、同プラットフォームのデータに基づく「プログラミング言語に関する調査(2024年版)」の結果を公表した。 【もっと写真を見る】
ITエンジニア向けの転職・就職・学習プラットフォームである「paiza(パイザ)」は、2024年12月10日、同プラットフォームのデータに基づく「プログラミング言語に関する調査(2024年版)」の結果を公表した。 paizaに掲載された企業求人(2023年から2024年)における、「提示年収が高い言語ランキング」の1位はGoで711万円となった。2位はTypeScriptで698万円、3位はScalaで680万円、4位はKotlinで678万円、5位はRubyで668万円、6位はPythonで664万円と続く。 2023年の同ランキングから1位から6位まで変動はなく、言語別需給バランスに変動が無いことがうかがえるという。 また、2024年の求人票数に応募者数を割った「穴場言語ランキング」は、1位はKotlin、2位はSwift、3位はGoという結果に。KotlinはAndroidアプリ、SwiftはiOSアプリ、Goは膨大なデータをあつかうサービスの開発に適する言語。paizaは、「アプリ開発でニーズが高まっている中で、相対的に応募者が少なく転職活動においては比較的ライバルが少ない可能性がある」と分析している。 paiza登録の社会人の「人気言語ランキング 2024」は、1位はPython、2位はJavaであり、2020年から2024年まで不動のワン、ツーを築いている。3位はJavaScriptで、2020年の6位から徐々に順位を上げてきた。フロントエンド開発にもバックエンド開発にも使用できる汎用性や、ライブラリやフレームワークが多いことが背景にあると、paizaは推測する。 学生の「人気言語ランキング 2024」は、1位がPython、2位がJava、3位がC、4位がC++、5位がC#となり、2020年から不動のトップ5となっている。 その他にも、「転職における言語別の提示年収」が、全言語平均で前年比約10万円上昇しており、昨年の調査でも前年比23.2万円上昇するなど、上がり幅は少ないものの継続して上昇し続けているという。 文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp