バルサ幹部が17歳逸材に言及「ムバッペのリーグがヤマルのリーグになった」過去にパリSGから破格オファーか
バルセロナの幹部であるエンリク・マシプ氏が17歳FWラミネ・ヤマルについて、今夏に2億5000万ユーロ(約410億円)のオファーを出したクラブがパリSGである可能性を示唆した。アメリカのスポーツ専門チャンネル『ESPN』が伝えている。 【写真】ジダンとフィーゴに“削られる”日本人に再脚光「すげえ構図」「2人がかりで止めようとしてる」 この巨額オファーに関しては先月、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長が拒否したことを明らかにしたが、そのオファーがどのクラブから来たのかは明言していなかった。 ラポルタ会長のアドバイザーも務めるマシプ氏は『エル・チリンギート』で「会長はすでに、2億5000万ユーロのオファーがあり、それが拒否され、検討すらされなかったと言っている」と語り、「それはフランスからのものだった」と打ち明けている。 パリSGは今夏にFWキリアン・ムバッペをフリーで手放したため、移籍市場で代役となる選手を探していた。 一方、そのムバッペを獲得したレアル・マドリーはさらなる攻撃力アップが期待されたが、ここまで宿敵バルセロナの後塵を拝する結果となっている。 ヤマルは今夏のEURO2024でスペイン代表の優勝に貢献。バルセロナでは開幕から公式戦16試合に出場し、6ゴール8アシストを記録している。先月には“若手版のバロンドール”のコパ・トロフィーを受賞した。 マシプ氏は「現時点では彼が最も決定的な選手だと言える」と主張。「17歳の少年が世界最高であると話すのは適切ではないが、私たちにとって彼はそうだ」と続け、「私たちは宝くじに当選したとは言わないが、ムバッペがマドリーへ移籍した年に、16歳の少年が現れ、スペインとともにEUROを制し、非常に短期間で世界的な現象となった。突然、ムバッペのリーグとして始まったリーグが、彼の登場やプレーの仕方によって、ヤマルのリーグになった。彼は特別な選手だ」と絶賛した。 また、「ムバッペやビニシウス・ジュニオールができることをラミネもできるが、彼がやっていることは(リオネル・)メッシに見られるような、何か違うものだ」と評価。「彼は毎試合、観客を驚かせるプレーをする。ラ・リーガとバルサにとって、あのような選手がいるのは名誉なことだ」と胸を張った。 ヤマルは足首の捻挫により、インターナショナルブレイク直前のラ・リーガ第13節ソシエダ戦(●0-1)を欠場。スペイン代表の活動にも参加しなかった。バルセロナの命運を握る存在として回復が待たれている。